リベンジャー 南極派戦争編 第四十三章 ヨゴレと化したゴージャス。怒るんだ嬉嬉とリーゲン!

南極派戦争編 第四十三章 ヨゴレと化したゴージャス。怒るんだ嬉嬉とリーゲン!


 嬉嬉は怒りで周りが見えないのか。真っ先にゴージャスへ挑みかかる。

 ゴージャスは余裕そうな笑みを浮かべて、挑発する。

 今の彼女は地面を泳ぎ、飛び上がろうとする。

 しかし、相手はにやりと笑う。

 その理由は黒薔薇が嬉嬉を絡めとろうとする。

 けれど、横からリーゲンが【能力オープン 白鬼腕・武器創生 猛毒生成】で作った双剣を使って、黒薔薇を切る。


「―――! なかなかやるではないかぁ。それなら――」


 ゴージャスは大剣と化した右腕を地面に刺す。

 地面から大量の棘が突き出し始める。リーゲンは嬉嬉を抱えて、高くジャンプする。

 鼻を鳴らして、ゴージャスは高くジャンプした。

 その頃。kyと優華は改良型ローズゴーレムに挑んでいた。

 優華は双剣を投げる。

 相手はバックジャンプする。しかし、それは囮であり、本当の攻撃はヤクザキックである。

 さらに優華は吹き飛ばした相手の目を目潰し。

 そのまま優華は戻ってきた双剣を手に取り、相手の首を掻っ切った。

 二体のローズゴーレムが来るけど、優華は双剣を上へ投げて、蹴りで相手の腹に刺した後。双銃を作り、相手を何発も撃ち始める。

 腹に刺さっていた双剣は雷を纏い、相手を痺れさせる。その場で倒れ、双銃を消して、双剣を手に取り、相手の心臓へ突き刺した。

 優華は双剣を抜いて、双剣についていた体液を振り払った。

 kyも両腕からブレードを出して、炎属性を付加する。


「おいky! そいつに炎は効かないぜ!」


 優華は忠告する。kyはそのまま切る。

 しかし、相手は痛がっている。

 優華はそれを見て、理解する。


「あ、エフェクトだけか。お前も楽しいことを考えるじゃねえか!」


 それを見て、面白いと感じた優華は雷を纏った双剣を地面に叩きつける。

 すると、その周辺に眩い光が出始める。

 敵側は目が眩み始める。

 その隙に優華は大好きな炎で燃やし始める。

 ローズゴーレムは目が見えないが大きく喜んでいる。

 しかし、それが仇となり、優華が目の前に現れ、相手に袈裟斬り。

 朽ちるローズゴーレム。すると、前からチートアーマーの者達がわんさかやってくる。

 相手は魔法を唱えようとするが、優華は双剣を両刃刀にして、相手目掛けて投げた。

 さらに優華は閃光球を投げて、空中で破裂する。

 眩い光が出始めて、チートアーマーの目を潰した。

 優華はダブルセイバーで切り回して、相手の体を解体する。

 kyは何かを思いついたのか。すぐに能力である【パーフェクト・リメイク】で壊れた機械。バラバラになった機械を直し始める。

 出来上がったのは文子と同じガトリング砲だ。連射性能は大きく強化しており、相手に何も攻撃できず、その場で機能停止する。

 チートアーマーも魔法を唱えようとするが、kyのガトリングからの連射と優華の力強い乱舞で相手を倒した。

 両刃刀を回して、相手を切り刻み。最後は両刃刀から双剣に変え、八連斬りで解体した。

 ゴージャスは大剣で怒り心頭の嬉嬉に攻撃するが、リーゲンが双剣で弾く。

 なんだが、ゴージャスの顔はリーゲンに対して、酷く狼狽していた。

 相手は臆しながらも左腕を銃に変化して、嬉嬉目掛けて発砲する。

 するとリーゲンは双剣で相手の左腕を切り飛ばした。

 大きくため息をつく、静かに怒ったリーゲンは一言。


「私じゃなくて、嬉嬉ちゃんにですか。南極派もゴールデンも本当におバカです」

「―――。何だと小娘!!」


 リーゲンの言葉にキレたのか。ゴージャスは大剣で突く。

 リーゲンの方は剣を弾いて、蹴りと斬撃で相手を追い打ちする。

 更に猛犬ならぬ猛龍とかした嬉嬉が相手目掛けて、相手の右肩に噛みついて、泥の剣で相手の腹を刺していた。

 切れ味はないが、威力は強めだ

 再生したゴージャスの左腕はすぐに嬉嬉を撃とうとするけど、

 リーゲンがタックル。さらに逆袈裟斬りで追い詰める。


「―――。俺様は本気じゃない! 次は貴様の首とガキの首を狩り取ってやる!」


 そういって、彼はその場から消え、チートアーマーの連中も退散した。

 気が付くと夜になっていた。そこで夕食は蜘蛛しゃぶと河豚しゃぶと河豚刺身。大人にはヒレ酒。

 大剣鹿の焼き肉とハンバーグとソーセージ。シチューにした。

 さらに地大鮫丼である。

 一同は平らげ、食器を洗う三人。すると、ユクエはリーゲンに近づいて、耳打ちする。

 リーゲンはそれを聞いて、目を見開いた。


「お母様! あいつがあいつが見つかりました!」


 優華はそれを吉報を聞いて、にやりとする。


 リーゲンのスキルハントに続く。


 次回 嬉嬉とアネミの空海散歩

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る