優華出生の秘密譚

ユーディ

優華出生の秘密譚 プロローグ 過去来訪の章

優華出生の秘密譚 プロローグ 過去来訪の章


 皆さんおはこんばんにちはであります! ユーディであります! 

 今回はとあるキャラが産まれたきっかけを話すであります!

 そして、この章には〈リーゲン・ステラ〉ちゃんのIFが出てくるであります!

 みなさんよろしくであります!


 地下派の生き残りが棲んでいる屋敷。そこにとある女性は全ての悪人たちを根絶やしにしていた。

 ストレスによるものか白髪ロングヘア―のでこだし、タレ目で青色。頬にそばかす。人骨と血で染まったビキニアーマーを着た。年齢は十八歳で豊胸女性〈リーゲン・ステラ〉が赤黒い両腕から出した禍々しい双剣を作った。

 体には大量の傷ができてあり、左目は全く見えていなかった。それに額には龍の右角が生えていた。

 それに赤黒い尻尾も生えていた。リーゲンは前にいた犯人に。


「どけー!!!!」


 リーゲンはキレた顔で加熱した黒赤機械の禍々しい双剣を同時兜割り。相手は真っ二つになり、肉が焼け始める。

 半グレもナイフで責めるが。リーゲンは回避して、ヤクザキック。さらに二連斬りで切った。

 相手は相当着こんでいるが、リーゲンの双剣には全く無意味だ。

 そう、リーゲンの機械化した黒赤双剣は加熱しており、相手の防具は溶けて、切断する。

 相手は歪んだ顔で見る。リーゲンの顔はひどく殺意に満ちていた。


「【能力再構築 オーバーロード】」


 リーゲンの異形な両腕は真っ黒い炎に染まり、黒赤い両腕の筋肉繊維が太くなり始めた。

 それと同時にリーゲンは機械双剣を持ったまま殴り、さらに袈裟斬り、上段斬り、下段斬りと解体する。

 そこにボスらしき女が刀を持って、どや顔でやってくる。


「随分とかわいが……」


 余裕そうに言う女のボス。しかし、リーゲンは双剣をダブルセイバーにした後。口に銜えて、アイテムポーチから、ある物を出した。

 それは相手の目を潰す催涙玉。相手目掛けて、投げる。

 だが、相手はそれを躱した。けど、リーゲンはそこにはいなかった。

 代わりにダブルセイバーが飛んでいき、相手は避けるけど、背後から来た彼女に左手で首を絞められ、飛んできたダブルセイバーを手に取って、相手の背骨を裂いた。


「全然だめじゃん。ただの見掛け倒しじゃねえか」


 リーゲンは双剣を消して、骸に冷たい目で見ていた。

 リーゲンの角は真っ赤に燃える。


「―――。足りねえ。奴らを殺しても全く満たされねえ」


 【能力再構築 黒紅悪龍・武器創生】で作った大剣。機械化した禍々しい大斧を持って、大きく振り上げて、投げた。

 さらにアイテムポーチから出したのは強力な爆弾。小型であるが、かなりの強力な威力だ。

 彼女はつまらなさそうに見る。

 しかし、腹は減る物だ。そのあたりにはラザニア風のリザード〈ラザニアリザード〉や丸裸の大鶏であるがこんがり焼けた〈ロースト・コカトリス〉が襲い掛かる。


「今日晩飯はこれにしようか……」


 リーゲンはそうつぶやくと【能力再構築 黒紅悪龍・武器創生】で作った大太刀。抜刀して、相手を解体した。

 ラザニアリザードそのものがラザニアの素材な為。それを作って、ラザニアの出来上がり、ロースト・コカトリスはそのまま直火で食べる。


「美味い。おか、お袋と姉貴の言う通り、料理は作るもんだな」


 頬が落ちるほどの旨さにリーゲンは感服する。

 すると、黒い穴が出て、リーゲンは吸い込まれた。

 リーゲンは気づくけど、時すでに遅し、吸い込まれてしまった。

 黒い穴から出たリーゲン。そこはなんと29年前の〈ジッパー〉であった。

 古い建物ではない。まだ平和であった世界。

 リーゲンはその山奥へ着地した。


「ここはどこだ?」


 リーゲンはしかめっ面であたりを見渡すとそこにはやはりいるのだろう。賊が五体いた。

 相変わらずのいやらしい笑み。リーゲンは無表情で見た後。

 殴りで相手を撲殺。その威力はとても強力だ。

 それを見た賊四人は逃げようとするが、リーゲンの【能力再構築 苦鎖】で相手を縛り上げた。

 黒い魔力穴が棘だらけの鎖が出てきて、相手を縛り上げる。

 魔力穴から出てきた鎖は締め付け、相手を絞り殺した。

 彼女はすぐに次の場所へ向かった。すると、そこに白い狐耳女性がエロオークたちとエロリザードに襲われていた。

 着物を半分引裂かれており、逃げないように尻尾を掴まれていた。

 リーゲンは機械化した禍々しい黒赤の銃を作り、無情な顔で【能力再構築 弾改造】という能力を弾を装填して、それを一気に撃った。

 相手の腹に弾が当たり、弾は麻痺となる。

 そのままリーゲンは片手剣でエロオークとエロリザードマンを加熱した機械化した黒禍々しい剣で解体する。

 魔物の脅威を去ったが、狐耳の女は震えていた。


「大丈夫か?」

「――――はい。あのあなたは……」

「俺は〈リーゲン・ステラ〉。亡き〈織田 優華〉と〈柴田 安楽満〉の意志を継ぐ者だ」


 冷静に語るリーゲン。その狐耳女性はぽかんとした後「あ、ありがとうございます。よかったら、私の屋敷にご招待します」と頭を下げる。

 リーゲンは眉間に皺を寄せた。とあるトラウマを思い出した。

 

 リベンジャーは全壊してしまった。襲ってきた地下派の人間に全てを壊され、リーゲンは隠し部屋に隠された。

 優華と安楽満は戦ったが、筋肉マッチョな金髪男性〈ゴールデン・マネー〉に殺されてしまった。

 奴らは満足げに帰った後。リーゲンは優華と安楽満の亡骸を見る。


 ―――お、お、お母様……。お、お姉様……。ご、ごめんなさい。

 許さない……。絶対に殺す!!!


 リーゲンは覚醒する。能力の【武器適応能力】ですべての武器は率なくこなし、さらに【能力模範】で優華の両腕と安楽満の能力をコピー。

 両腕は優華と同じ黒紅悪龍の腕と化した。

 さらにリーゲンは【能力再構築】という能力を改造して、発動するスキルを身についた。

 さらに【能力再構築 創生】で人骨をビキニアーマーへと変えて、彼女はそれに着替えた。

 そして、彼女は地下派の連中を根絶やしに殺した。

 最後のゴールデン・マネーの命乞いはみっともなかった。


 ――――ま、待つガネ!! 死にたくないガネ!!


 醜い泣き顔を見せながら、リーゲンに命乞いをする。


 ―――お前は俺の家族を奪ったんだ!! テメエみたいな豚は消え失せろ!!


 怒気が詰まった顔でリーゲンは双剣で連続斬り、地下派解体した。

 そして、今に至る。リーゲンは後ろを向いて。


「悪いが俺は遠慮しておく、他を」


 ひねくれたような顔で言うリーゲン。しかし、狐耳の女性は強く抱きしめる。

 リーゲンは大きく呆れる。


「わかった。案内してくれるか?」

「――――はい!!」


 リーゲンはその子の顔を見て、根負けしたのか。指示に従った。

 二人が歩いた先はなんと今と変わらない街であった。ただ唯一違うのは魔力の鉄砲がない時代であった。


「ちなみにここは何年何だ?」

「え、えっと〈ガーネット時代〉1994年ですが」


 リーゲンは少し驚いた。今は〈トパーズ時代〉であり、昔は確か確か300年前がクリスタル時代、200年前がサファイア時代、100年前がガーネット時代。そして、リーゲンが住んでいた時代が宝である。

 着いたと同時にリーゲンは驚いた。そう、この子の家はお屋敷であった。


「これお前が住んでいたのか?」

「はい。私一人ですが」

「まじかよ……」


 リーゲンは少し驚いた。

 その一方でリーゲンはとある宗教のチラシを目に入った。


「『〈未練宗〉。大切な人間を蘇らせますか? 〈現世帰りの術〉で』。――――」


 リーゲンは考えた。これなら優華と安楽満が復活することを。しかし、これが巻き込まれるもととなった。


 世界図鑑


 時代


 宝石の名称を時代としている。主に有名な宝石ばかりだ。


 未練宗


 現時点ではまだ不明だ。


 現世帰りの術


 チラシに掛かれていた儀式。なんでも死者を蘇らせるらしい?



 人物図鑑


 リーゲン・ステラ IF 属性 炎と闇


 IFのリーゲン。今ではまるで優華みたいに荒々しい。おそらく、弱気な自分にサヨナラしたいのだろう。

 【能力模範】で一度も手にした能力をコピーすることができ、更に【能力再構築】で能力改造。優華の能力である【黒紅悪龍】を改造した。本来は炎を纏う武器が出るが、リーゲンの場合は機械化した黒赤の禍々しい武器である。

 この武器は早い話が加熱した状態で切ると相手の防御も肉質。鎧も簡単にはがすことが可能だ。


 狐耳の少女 


 魔物に襲われていたところをリーゲンが助けた女。実は……。


 魔物図鑑


 ラザニアリザード 食産種 属性 炎


 ラザニアの具材を背負ったリザード。解体して調理すると見事にラザニアになる。


 ロースト・コカトリス 食産種 属性 炎


 丸裸でこんがり焼けたコカトリス。魔眼は相手を火傷するけど、かなりうまい。


 次回 優華出生の秘密譚 始まりの章

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