少年少女ユーザーさんに思うこと


 執筆は進まないが、カクヨムだけが最近の息抜きになっている東雲です(・∀・)


 高校時代は美術学科がある学校におりましたので、漫画を描いたり、オタク活動をしている子も多くいました。実際に同人誌を発行していた子もいたと思います。

 かく言う私もイラストを描いたり、ちょっと文章を書いてみたりはしていましたが、見せ合い読ませっこは友人内で大体完結してどこかに投稿すると言う行為は大っぴらにはしていませんでした。


 今ほどネットが普及していなかったと言うこともありますが、発表すると言う行為はどこに出しても恥ずかしくないプロ級でなくてはと言う謎のプライドがあったような気がします。一言でいうと単に失敗して恥ずかしい思いをしたくなかったんでしょうね(笑)石橋を叩きまくって歩く性格でしたので(笑)


 カクヨムに投稿するようになって、色々な年齢の方と交流するようになり、一番驚いたのは小学生から中学生くらいの書き手のユーザーさんがわりと存在する、ということでした。

私の娘も同じカクヨム内で活動しているのですが、我が家のように親の管理下でなく活動していて、尚且つしっかりと作品を上げている少年少女ユーザーさん達がいることにびっくり。


 もちろん完全に大人のように、とはいかないかもしれませんが、自分の小中学生時代と比べたら文章力は雲泥の差です。

我が子ですらたまに「うむむむ! なんだその表現は……!! 使いたい!」と思えるような文章を打ってきます。

大人の中に混ざり、失敗を恐れずに伸び伸びと自分を表現しようとしている子達の伸びしろと言ったら本当に素晴らしいものがあります。


 大人と子どもの書き手さんの決定的な違いはやはり吸収力と伸びしろではないでしょうか。


 先日まで「あー小学生っぽい。可愛いな」と思っていたのに、ひと月後大人も舌を巻くような表現を身に着けていたりする。あの伸び方は大人には到底真似できないものです。


 ただ、大人の世界にいち早く足を踏み込んだ小中学生の皆さんは、周りの大人と自分を比べ、「あー私まだまだだな」とか「なんで上手く書けないんだろう」と落ち込んですぐに「才能ないのかな」と思う事も多い気がします(私達はすでにあなた達の何倍も生きているのにこの表現力しかないんだぞーーーと言う大人の心の叫び・笑)


「俺の作品は面白い! 完璧だ―――!」と調子にのれる方は大丈夫です(笑)そのまま調子に乗ってていいと思います(悪い意味ではないです・笑)


 ここで言いたいのは「私才能ない」とか「下手くそだな」とかすぐに自信をなくして「もう辞めちゃおうかな」と思ってしまう少年少女ユーザーの方たち。


 大丈夫、大人もおんなじ様に悩んでいますから(笑)


 ここで自分の作品を発表しているという事実がすでに素晴らしいのです。


 先にもお話しましたように、私も学生時代は自分の作品をこんなに公の場で発表したことはありません。特に何か賞をなしたわけでも、カクヨム内で星が爆発しているわけでもないいちユーザーです。だからそんな人に言われても……と思うかもしれません。


 ですが、カクヨムで活動を始め、色々な方と仲良くしていただきお話する中で、いろいろな気付きと成長が確かにありました。

私は実年齢40を越えているのですが、今になって新しく気づいたことも沢山ありますし、教えられることがいっぱいあります。 


 歳を重ねてからでも色んなことを楽しめるんだなとカクヨムを始めて実感しているところです。


 ただ、もしこの実感が、もっと早くおとずれていたら……人生また何か違っていたかもしれないな、とは思います。


 今は昔と違い、現実世界ではなかなか息苦しいこともあるかもしれませんが、ある意味ネットは普及して気軽なものになっておりますので、ネット上の居場所(カクヨム)におられる少年少女ユーザーの方たちにはぜひぜひいっぱい作品を上げていただいて、失敗して、恥ずかしい思いもして、それでもいろんなものを吸収して素晴らしい人になって欲しいなと思います。


 匿名であれば、ネット上なので多少の失敗をしてもへっちゃらというのも利点ですよね(ただ個人情報をさらしたりすること等には気をつけましょう。悪い大人も沢山います。騙されないで!)


 あと、今が楽しくないから将来に希望が持てないと思っている子たち。


 人生の楽しさはいつやってくるかはわからないし、あなた次第です。


 後で思い返せば「なんであんなことで悩んでいたんだろう?」と思うこと、大人になるといっぱいあります(笑)


 悩んでいる時は苦しいからもちろん「そのうち楽になるから大丈夫だよ」なんてことは言いませんし言えません。だって現時点では真剣に悩んでいるのですもの。


 でもトンネルを抜けたら、案外悩んでいた時期も悪くはなかったって思うことができる日も来るから、泣いたり笑ったりしながらあきらめずに歩んでほしいな。


 大人は子どもよりしんどいこともあります。でも、子どもには絶対にできない楽しさや喜びもあるから、安心して大人になる為に生きてほしい。


 ……ってなぜに偉そうに発信しているのだろうか私(笑)ほら、こうやって大人でも黒歴史を作っていくのです(笑)


 でもよいのだ。


 最近中学生ユーザーさんもちらほらお見かけして、彼らに読まれるかはわからないけれど、子ども達を応援したい気持ちと、世の中変な大人も多いけれど、全部が全部変な大人じゃなくて多くの大人は子どもに幸せに素敵に育ってほしいって思っていることをお伝えしたいなと思った次第です。


 歌手のアンジェラ・アキさんの『手紙~拝啓十五の君へ~』は本当にそうだなって大人になってから聞くと思います。


 大人も悩みながら今を生きてる。大人も子どもも、一緒に頑張ろう。



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