細胞分裂
平坦で何処までも透明だった
心に一滴の色が咲いた
輪郭が歪んで溶けた
聞こえず 動かず
吸えない 吐けない
うん
打ち鳴らして何処までも濁った
心に一塊の黒が落ちた
見失った
うん
要はそれは
火が妖精であることとか
弦は波だから少し痛いわけで
糸は必ず地下を潜るのに
せめて千年は羽音をたてたかったってこと
大きく育った黒を吐き出して
きっとそんな犬も食わん話
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます