なんか創作論的なあれこれ

KOUJIRO

第1話 作者は経験した事しか書けない?

 作者は経験した事しか書けない。よく目にするこの意見、個人的には間違ってはいないと思います。


 正確に言うなら、作者は知っている事しか書けない。もしくは、知らない事は書けない。だと思います。


 例えば異世界ファンタジーとかでも、異世界なんて行った事ないけど書ける訳じゃないですか? なんで書けるかって言うと、そういう作品に触れてきたからだと思うんですよね。


 逆に言えば、そう言う作品に一切触れたことのない人は書けないんじゃないかなと思います。


 その人が実際に体験したことだけが経験ではないと思うんですよ。誰かの書いた本や映画、漫画、アニメなどを通じて疑似体験した事も経験に含まれると思うんですよね。そう言う意味では、作者は経験した事以外書けないと言うのは、あながち間違いじゃないのかなと思います。


 個人的には色んな作品を見て、自分で実際に多くの事を体験した人の方が面白い作品を書けると思ってるタイプです。


 もちろん例外もあるというか、世の中には天才がいて、自分の頭の中で描いたものだけでメチャクチャ面白い作品を作れる人もいるとは思います。でも私を含めて多くの人は凡人です。そういう人間が面白い話を作るには色んな経験をした方がいいと私は思います。


 皆さんはどう思いますか?

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