第6話 私の見ている世界――何でも悪くとらえる――
世界を透明な膜で覆われている私には、「何でも悪くとらえてしまう」というマイナスな癖があります。
普通にお仕事をしていたのですが、上記の特性のため、私は何度も鬱になり、仕事へ行けなくなってしまっています。
どこかで、「昔から生き残るために、人間は本来マイナス思考である」という情報を見かけたことがあります。
人間も動物なので、天敵から身を守らねばなりません。
それが原始の時代からの本能として、残っているそうです。
だから、ある程度意識しないと、本来はマイナス思考の人間は、知らないうちにマイナス思考をしてしまうそうです。
私は、ああ、本当にそうだな、と思います。
普通の人は、「世界と繋がって」いて、様々な見える、見えないにかかわらず、情報が入ってきます。
その時に、「ここは危険ではない」と判断し、自ずとプラス思考になることができるのだろうなと、私は感じています。
私は、透明な膜で遮断された世界にいて、情報が少ししか入ってこない世界にいます。
でも、とりあえず、何かを考えて行動するわけです。
その時に、少ししか情報が入ってこないもので、多分ここが安全な場所か、安全ではない場所かが、分からないのだと思います。
それで、人間の本能の中にあるマイナス思考が、目立ってしまうように思います。
私の子供時代はとても辛かったので、トラウマの影響もあるかもしれません。
ですが、一番は、膜に覆われて「情報が遮断されている」ということに、マイナス思考してしまう原因がありそうに思います。
今は、マイナス思考しすぎて鬱が悪化し、会社をお休みせざるをえなくなっているような状態です。
でも、働かないと生きていけません。
だから、働こうとは思うのです。早く復帰したいなと、毎日ずっと思いながら生きています。
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