第14話

1か月で新たに就役した艦は駆逐艦50艦。

軽巡洋艦10艦だ。

重巡洋艦2艦。

索敵艦1艦。




これで手持ちの戦力は次の通りだ。

駆逐艦60艦。

軽巡洋艦12艦。

航空母艦2艦(戦闘機200機)

重巡洋艦2艦。

大型輸送艦2艦。

索敵艦1艦。

万能工作艦明石1艦だ。




あらたに作った艦の登録と集まっているはずの冒険者組合の戦力と合流する為に、ステーションに向かった。

3回目ともなると、対応はスムーズに済む。

ステーション側も慣れた物である。

手続きが終わるとすぐに通信が送られてきた。

相手はスターホーネットの艦長であるアズマだった。

「よう。また、ずいぶんと大戦力を連れてきたな」

「作戦はどうなりますか?」

「今、データを送る」

俊はデータをすぐに確認する。

冒険者組合の手配出来た戦力は次の通りだった。

軽巡洋艦4艦。

駆逐艦67艦。

民間船ベースの艦が143艦。

「悪いな。本当ならもっと戦力を集められるとよかったんだが・・・」

「いえ、集まらなかったものは仕方ないですよ」

「お前さん達には左翼を頼めるか?」

「わかりました」

これは下手に混在させると戦場で混乱するという判断だろう。

こちらとしてもその方がありがたいので承諾した。




ステーションを全戦力が出発した。

俊が新たに作った索敵艦は明石のレーダーの10倍ほどの探知能力がある。

目標地点のかなり手前から集まっていると思われる海賊の存在を探知した。

俊はすぐに他の冒険者組合の艦と情報を共有する。

大型の反応もあり、艦としてはかなり巨大だ。

移動する様子もないことから、迎撃拠点ではないかと予想される。

海賊はしっかりと防衛を固めているように見える。

まだ遠すぎて、確定はできないがかなり大型の艦もあるようだ。

ざっと推定される戦力だけでもこちらより戦力が充実している。

哨戒ラインを構築しているのか5艦ほどがまもなく接敵する。

こちらを探知すると射程距離に入らないように観測を続けている。

これで、こちらの行動は筒抜けだろう。

索敵艦のレーダーでは離れた位置にいる海賊の艦のエネルギー量が跳ね上がっている。

予測される戦力は次の通りだ。

戦艦1艦。

重巡洋艦10艦。

軽巡洋艦25艦。

駆逐艦100艦。

民間ベースと思われる艦が200艦。

そして、迎撃拠点と思われるものは2つ確認できる。

このままぶつかるのはかなり不利だ。

だが、これ以上、海賊の数が膨れ上がるのを防ぐためにも一当たりすることが決定された。

本格的な戦闘はこれが2度目になるが、俊は1つ疑問に思っていた。

これは、本当に海賊なのだろうか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る