第13話 幼馴染と賭け

 まぁ、彼女はこういう賭けで嘘はつかないから乗ってもいいのだけど。


「賭けの対象は?」

「う~ん、今度の日曜の代金をどちらが出すかでどう?」


 これなら別に勝てても負けても僕が出すことになるので構わない。

 払わないと周りから甲斐性無しとかいろいろ言われるのだ。

 だから毎回

 う~ん、誰だ……。

 彼女はよく告白されているので玉砕してないやつでとなると難しい……。

 彼女と仲が良く、尚且つ玉砕していない奴など心当たりがなかった。


「あ、着いた……降りないと……」


 考えていると、電車が降りる駅についてしまった。


「よいしょっと……ほら、早く降りよ」


 彼女の言葉に急いで電車から降りる際、鞄についているストラップが目に入った。


「時間切れね、さて~、何して……どしたの?」

「そのストラップ、この前行ったときに買った奴だよな」

 

 鞄のストラップを指さしそう言うと、頷き「じゃ~ん」っといって見せてくる。


「可愛いでしょ?」


 確かにこのストラップのキャラは魅力的で可愛い、普段は強くて凛々しいけど時々抜けていてそこがまたギャップで萌えるキャラだ。


 

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