失恋したことって、ありますか?、自分はあります。一年たってもなかなか吹っ切れない未だに引きずってます…まぁそれはさておき。この作品を読んでとりあえず思ったのは…大切な思い出というのは何をやったかじゃない、"誰と"やったかだ、ってことですね。主人公のAI、諸星幸二郎は失恋した後に、それを吹っ切るために撮った数々の行動。その中で気づいたのは、誰かと一緒に食べるご飯。きっとそれは、傷ついた心を埋める、大切でとても温かいものだったのだろうなと、そう思います。