第5話 事故のこと、もう少し詳しく教えてくれないか

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 1コールですぐにつながった。


『急な連絡だな。まったく時間を考えろよ~』


「すまん。訊きたいことがあって」


『昼間のメッセージは無視したくせに……まあいい。一方的に情報を投げつけたのはこっちだしな。何でも訊けよ』


「ああ、すまん。ミノリの様子……事故のこと、もう少し詳しく教えてくれないか」


『このことはまだニュースにもなっていない。情報統制が敷かれているからマジでオフレコだぞ。……少し待て、秘匿回線でかけ直す』


 そう言って、旧友は回線を切り替えてから極秘情報を教えてくれた。


 どうやらヤツは今、新設されたばかりの宇宙省というところに在籍しているらしい。……官僚様か、えらくなったな。

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