共学なのに男は俺ひとり?!

@yuuki404

第1話 運命の分かれ道

 今日は待ちに待った受験日。


???「じゃあ、行こうか!」


???「3人で合格するぞーーーー」


この2人は俺の友達の元気のいい玉尾と棒読みのタカちん


小学校時代からの仲で遊ぶ人は大体こいつらだ。


俺の名前は『慶真(ケイマ)』、趣味はゲームとアニメを見ること。


玉尾とタカちんと趣味が共通していてよくゲームをしている。


そんなことはどうでもいい、受験の時間が迫っている…


俺たちは高校の一室に入るが違和感があった、ていうか違和感しかなかった。


受験生のほとんどが女子なのだ!


玉尾「え、なにこれ………………………………………………最高じゃん?!?!?!」


タカちん「こんなんありかよ」


総勢60名ほどいる中で男が僕たち3人、すぐに注目の的だ。


???「けいま…?」


『え、?誰?』


女子集団から一人こっちに歩み寄ってきた。正直誰かわからなかった、見覚えもないしこんな趣味なため女子との関わりがほぼなかったからだ。


ユミ「私だよ?!幼稚園の頃中良かったユミ!!!」


『あぁ〜、、、、、、、誰?』


ユミ「え、あ、人違いだったかも。ごめんなさい。」


しばらく沈黙が続いた後口を開いたのはタカちんだった


タカちん「本当に知らないの?」


玉尾「結構可愛いじゃん!いらないなら貰っちゃうよ?」


『いや本当に覚えがないんだってば……』


中には小学校の頃の同級生もいた、顔は結構覚えてる方だそうなのだ。記憶力は結構いい方だと自負しているのだ。だからこそ覚えてないのかがわからなくて怖い。


「えー後5分ほどで開始致しますのでご着席ください。」


アナウンスが入るとみんなぞろぞろ動き出し、玉尾たちも自分の席を探し始めていた。


タカちん「また後で、」


そう言い残して僕は1人になった。早く席を探さなくてはと早足で席を見つけて座る。


ユミ「ねぇ、やっぱりけいま君だよね…?覚えてないの?幼稚園の頃中良かったけど引っ越しすることになって会えなくなったけど私は覚えてるよ?」


俺の頭の中の記憶をできるだけフル回転させ彼女が誰なのかを思い出した。


『お前、もしかして矢代ユミか?!?!』


ユミ「えへ、やっと思い出してくれたかー私のこと完全に忘れちゃったのかと思ったよ」


彼女は矢代ユミ 保育園の頃ずっと一緒に遊んでいたが親の都合で急な引っ越しになってしまいさよならも言えずにどこかへ消えてしまった僕の初恋の人だ。






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