俺Tueeeと思ったら俺yoeeeでした。

@watashiwabakada

第1話クソニート転生

「あっちーなぁ、、冷房が無いとマジでキツイなぁ、、」


渡秋わたりあきは大きな独り言を言いながら大の字になり、汗を垂れ流していた。


渡秋は3年間就職活動をしているがどこの職にも就けずお金が底についてしまたったため、電気と水道を止められ死にかけていた。

声も死にかけている。


「あー死にそう、、窓開けるかぁぁ」


意識が朦朧としながらもベランダへ向かい窓を開けた。


「外と中じゃ段違いだなこれ!そよ風に揺れる風鈴の音色が気持ち良いぃぃ」



「は?ここどこだよ!モンスターがいるんだが、、熱中症になって幻覚でも見てんのか?」


渡秋は困惑していて頭が追いついてないなかった


「あなたは転生しました。熱中症でベランダから転落して死亡しました」


ヒューマンロイドの様な声が上から聞こえてきた


日本とは迚も思えない様なアニメによく出てくるような植物や動物が居た。

暫く状況を受け入れられなかったが「就活」と言う現実から逃れられた嬉しさが勝ってしまった。元の世界なんてどーでも良くなった。


「は?俺転生したの!!!!もうハロワークに行く事も無いし!最高だなこれ!」


俺の心の中で何かが吹っ切れた。


「前世では俺が就職が出来ないからって「お前の場合はハローweak」とか言われて馬鹿にされる事がなくなるのか!!」


「にしてもでけぇ森だな!多分俺の器より大きいぞ!!!これ!!」


ガキみたいな反応しかしていない。これが成人している男性とはとても思えない程だ。

義務教育の敗北とも言える。


「魔物がいるので魔物を倒すクエストが発生しました。魔物を倒して下さい」


俺は心の中で確信した。


もう勝ち組だな!!!!!!

どうせ俺が無双してハーレム展開になって


「助けてくれて有難う」


とか美少女にほざかれるんだろwこれw

本当に人生「俺Tueee系」だな!

前世では顔が不細工で俺が歩くだけで勝手に道が開拓されるような事は二度と起こらないのは最高だ。顔が気持ち悪い顔つきをしているので「気分損害罪」とか変なあだ名で呼ばれた事もあった。


「おっしゃーー!木に隠れている闘牛みてぇなモンスター!ぶっ殺すぞ!!!!」


俺はモンスターに向かって全速力で走り、

拳で後ろから奇襲を仕掛ける事にした。


次の瞬間血が飛び散った

何故か俺に痛みが走った


「勝ったかこれ!めっちゃ痛かったけど、やっぱり俺Tueeeなぁ、、」


よく見て見ると何故かモンスターからは血が流れていなかった。よく見てみると俺から出血していたのであった。

モンスターは目で追えない程の速さで回し蹴りをお見舞いしたので秋は状況を理解出来ずにいた。


「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁ

主人公の俺が死んでも良いとでも思ってんのかぁぁぁぁぁぁぁハーレムぅぅぅぅ」

でかい声が響き渡り、プレイヤー渡秋は死亡した。

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