外道たちの挽歌
katsumi1979
第1話 ようこそ外道
私の名は
葬る事を生業とした者だ。
この世に復讐などしても何も生まれない。そうテレビやドラマの世界では
よく聞く話だ。しかし、考えてみてほしい。実際被害に遭われた遺族からしてみれば
本当にそういう気持ちになるだろうか?
何も生まない、血が血で争うだけだから?殺された本人は復讐など望んでいない?
私からしてみれば綺麗事にしか思えない。
仮に法が下した結果が遺族にとってまったく異なる結末だとしたら?
そう、その為に私がいるのだ。
今宵、これから裁く外道をお見せしよう。
それと私には2人仲間がいる事務所内にいる
―地下室。
そう私が仕事場としているところがここである。ここには様々な拷問器具が揃っている。ここで私はある外道を裁く。
この外道は半グレ組織のボスで女を違法薬物MDMAなどというものを使い
己の快楽を満たす外道。
そしてあらかじめ、腕を縛り付けていた縄を
「クソっ!なめやがって!」
「喚いてないでさっさと、かかってきたらどうなんだ?」
実践においての戦闘術も私は熟知している。外道の縄を解いてやったのは
まずプライドをへし折ることだ。
そしてナイフ片手に外道がまず先制攻撃を仕掛ける。どうやら自慢の4連突きをするも、たやすく私に避けられる。
左から右に横に流れるような4連付き、当人はそれを超スピードと思い込み
ナイフで私の顔面を捕えようとしているが、遅すぎてあくびが出るレベルである。
「どうした、刺すんじゃないのか遅すぎるぞ?」
私はそう言い、ナイフを完全に避ける。ところが作戦なのかナイフの軌道を突然変え、私の首を狙うがこれも避ける。
「舐められたものだ。半グレのボスというから遊んでみたものの話にならんな」
私は瞬間的にしゃがみ込む。
「何?!」
そして私はすかさず外道に足払いをする。
「ぐぁっ!何だこいつは?!」
外道はその足払いで、見事態勢を崩し転ぶ。
「もう少し私を楽しませてくれると思えばこの程度とはな。まるで子供と遊んでいるかのようだったよ」
「クソっ!なぜ避けられる!」
「貴様のナイフごときの軌道を読む事などたやすいこと。自慢のスピードらしいが、その程度のスピードなら裏の世界では吐いて捨てるほどいるな」
「クソっ!殺してやる!」
すると今度はナイフを片手に相手の胸を突くように勢いよく、私の心臓をめがけ腕を伸ばし、突き刺す形になった。
私はそれを避け一気に間合いを詰め込む形で、前に踏み込み外道の腕を掴む。
「もはやナイフの使い方も忘れたのか?そのやり方はご法度だろう?」
外道の
「んぎゃぁぁぁぁ!」
地下室中響き渡るほど外道は大声を出した。
「骨が一本折れたくらいで情けない。さてそろそろ茶番は終わりだ本番行くぞ」
「なぁ、まずは失明してくれよ」
私は鉄製の5mm位の棒を外道の目をめがけ投げ、両眼を潰した。
「あんぎゃァァ!!目がぁ!目がぁ~!」
「これで失明だな。目なんてそんな高価なものはいらないだろう?」
「ぐぁぁ・・・!」
外道は膝から地面に付き仰向けに倒れこむ。
「さて、貴様には
私がそういうとナイフを持つ。凌遅刑とはナイフで浅く人間の肉を
死ねず長い時間をかけて肉を削ぎ落される。
「さて、始めようか」
私がナイフを持つとまずは頬に軽く当てる。
「うわぁ何をするつもりだ」
「これは貴様が使っていたナイフだよ。これで少しずつ肉を削ぎ落とすのだよ。
ほぉ〜ら」
メリメリっと音がする中ゆっくり顔の肉が削ぎ落される。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「なぁ外道、鼻をくれ」
ミリミリメリメリっと音とともに鼻を削ぎ落とす。
「耳をくれ」
ブチュッ!と、聞き慣れない音で耳が削ぎ落とされる。
「太ももの肉もくれ」
ベリベリっという音で血が滲み出て肉が削がれる。
「おぁぉぉぁぁぁ!!!!」
地下室中に響く断末魔の叫び。
「腹の肉もくれ」
淡々と私は外道の肉を削ぎ落し腹も抉れる肉の音。
「ついでだこんなものはいらないだろう?」
「女性にも辱めた罰も受けてもらうぞ睾丸くれよ」
袋の部分からナイフを切り込み2つの睾丸を落とす。
「ギャァァァーー!」
「どうだ外道?これで遺伝子も残せまい。次はどこにする?」
「もうもぅやめてくらさい」
か細い声を出して、外道は命乞いをする。
「人の皮を被った外道が何を言ってるの?なぁ見せてくれよ貴様の本性を!」
神楽坂はそう言って胸の肉に線を端から端まで切り込むように少し切る。
そして切り込み終わると、胸の肉が数センチ程度下へ垂れる。それを一気に下へ引っ張る。これは皮剥ぎというものだ。激痛でしかない。その痛みは計り知れない。
「フンッ!」
「あ"いだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
外道の断末魔の悲痛の叫びは最高潮と言っていいだろう。
「なかなかにいい男じゃないか。貴様に皮は不要だな」
その姿は凄惨な光景で外道は皮を剥ぎ取られ、人体模型よりも酷い状態に仕上がっており骨も見える。その姿に普通の人間には直視できない状態になっている。誰もが
目を背ける。そんな光景である。
「あぁぁ・・・」
富樫はもうまともに言葉を発することができなくなっている。
それからしばらく放置しておくとヤツの身体から菌があちらこちらに
発生し、そして絶命する。
私の名は
死を与える。
これからも私は外道に裁きを下すであろう。
ー続くー
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