第14話
今日は
魔王軍の慰安旅行である。
今回は
テンペスト山岳まで行って
テンペスト温泉に入るというプランである。
(テンペスト山岳のテンペスト温泉は湯治温泉としてかなり有名であるからな予約かなり前にしておいてよかった)
今回は勇者株式会社の連中も観光バスで来ているようだな。
俺たちを見て
「あ、魔王様……勇者株式会社の代表勇優馬(いさみゆうま)です。」
「お?おお勇者株式会社様では無いですかいつも魔界冒険者組合の提供するクエスト参加ありがとうございます」
「いえいえこちらこそ勇者の派遣に協力していただき誠にありがとうございます」
と言って互いに名刺を交換する。
「魔王様も魔王軍の慰安旅行です?」
「そうです。そちらも慰安旅行で?」
「そうです毎年このくらいの時期に行います」
という他愛のない会話をして
優馬と話しているとミスティが
布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)みたいに凄いオーラ出しているのをみて呼びつけ
「こら!ミスティ挨拶しないか」
「だってえ!」
「だってもへそ出しもないのだ!」
挨拶を交わし
部屋で温泉にはいる支度をする。
「ふう、温泉は気持ちいいな。心が洗われるようであるな」
「そうですね」
「聞いてくださいよ魔王様」
「どうしたと言うのだ?ミスティよ」
温泉に浸かっている時にミスティから声をかけられる。
「勇者株式会社の方たちから卓球大会しましょうと言われたのです」
(ふむ、卓球大会とな)
「それはいいな!吾輩やりたいぞ」
「では、温泉から上がったら勇者株式会社の方たちに伝えてきますね」
そして
夕食後に親睦交流会の一環で
《魔王軍VS勇者株式会社の卓球大会》が開催されたのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます