第47話
グッツを買うと、俺達はアニメイトをでた。非常に有意義な時間だった。やっぱアニメイトはいろんなグッツが置いてあって良かったわ。東京レイヴンズのグッツは秋葉くらいしかないから秋葉で買うしかない。次はどこ行こうか。ゲーセンもいいかもしれないが、どっかで時間的にお昼を食べたい。秋葉は何があったけな。美味しいラーメン屋があった気がする。二日連続でラーメンって胃もたれしないと思うかもしれないが、若いからまだしないのだ。だから二日連続ラーメンでも問題ない。
「そろそろお昼にしよう」
「うん、どこかおすすめってあるの?」
「ラーメン屋だがいいか?」
「あっさり系ならいいよ」
そうなるとあそこか。麺処ほん田本店だな。スッキリしてるが食べ応えがあるラーメン屋だ。弾力のある麺が美味しいんだよな。このラーメン屋は秋葉に移転してきたラーメン屋だ。ラーメン激戦区にわざわざくるのは相当自信があったんだろう。実際秋葉でもトップクラスに美味しいが。
「それじゃ俺の行きつけの店があるからそこにしよう」
「一豊くんのおすすめするラーメン屋は当たりが多いから楽しみだよ」
俺達は移動をした。相変わらず男からの嫉妬の視線はうざったいが、美少女と一緒にいる宿命みたいなものだから諦めた。これがスマイル並みのイケメンなら羨望の眼差しを向けられたんだろうが。モテてても日向に好かれなきゃ意味ないから別にイケメンに拘りはないが。だけど可愛い女子を連れているイケメンは呪いをかけるがな。これはイケメンを見るとちやほやされているのが恨めしいだけだ。決して羨ましがってなどいない。反射みたいなものだ。
「秋葉ってラーメン有名だったりするの?」
「まぁそうだな。知名度のあるラーメン屋多くて松戸並みの激戦区だ」
秋葉にも全国区のラーメン屋さんがあったりはする。松戸の冨田のように。オタクはよくラーメンでも食べるのだろうかというぐらいラーメン屋が多い。まぁ男の好むものだからオタクがラーメン大好きでもおかしくないが。俺も毎週四日行くぐらいラーメンが好きだし。
「そんなになんだね。なおさら楽しみだよ」
そして俺達はラーメン屋に向かった。それにしてもメイドさんの足が堪らない。あの柔らかそうな太ももとか最高だ。思わず触りたい衝動に駆られるぐらいな。
すると日向はハイライトオフの目で俺を見てきた。一瞬しか見てないのにばれるのかよ。
「ネェーなんであんな女狐の足なんか見てるの?透明感、弾力なら私のほうが上だよ。もしかしてあんなに露出した下品な服装がいいの?それならチャントチョウキョウシナイト。アンナノヨリワタシノセイソナフクソウノホウガイイト」
ヤンデレって扱いが大変だな。改めて義弘の躱しかたがすごいと思ったわ。ヤンデレは一歩間違えば監禁コースましっぐらだからな。それだけ大変なのだ。まぁ俺はヤンデレは好きだけど。それだけ愛されてるってことだし。言動には気を付けなきゃいけないが。取り合えず今この場をどうにかしないと。
「ねぇなんで黙ってるの?マジてあのメイドツブソウカナ。まずはあの一豊くんを惑わす足をもいでから痛みに打ち震えさせるようにしよう」
「物騒だぞ。俺が足を見てしまうのは足フェチだからだ。日向の足と比べちゃって結局日向の足がいいとなるから見とれてはいない」
まぁ足フェチだから足を見ちゃうのは事実だ。足を見比べるのは嘘だけど。だが日向の足がナンバーワンなのは嘘じゃない。そもそも美少女は大体足もいいからな。だから日向がナンバーワンなのだ。メイドさんの絶対領域の足もいいけど。
「足好きは今に始まったことじゃないからいいや。私さえ見てくれれば」
ハイライトがオンになった。どうやらうまくいったらしい。毎回ヤンデレ化したらきついな。何かあったら日向を誉めて、日向がナンバーワンっタコとを伝えるか。嘘じゃないし。
「お、着いたみたいだな。昼時は過ぎてるから並んでいないみたいだな」
今は二時だからな。いつも行くときは昼時だから並ぶんだよな。それだけの美味しいんだけど。あっさりしてながら濃厚なスープ。醤油ラーメンという俺はあまり食べないジャンルだがここはその例外のひとつだ。いつもは味噌か辛いのしか食べないからな。
俺達は中に入ると、ラーメン屋とは思えないくらいおしゃれな空間が広がっていた。日向は興味深げに周りを見渡している。ラーメン屋でこんだけおしゃれな店は早々ないからな。
俺達は空いている席に座るとメニュー表を二人で見る。まぁ俺は醤油ラーメンにするが。だからすぐにメニュー表を日向に渡した。
「一豊くんはなにラーメンにするの?」
「醤油ラーメンだ」
「私も同じのにしよう。一豊くんの選んだラーメンなら外れないし」
俺は呼び出しボタンを押す。すると店員さんが来たので醤油ラーメンを二つ頼んだ。ここの醤油ラーメンは高いが、他のラーメンと違うところがあるが、それはきてからのお楽しみだ。俺達は雑談をしながらラーメンがくるのを待った。
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