第14話 メグちゃんの秘密 🍩

 みんな~元気~!あたしは、ベルだよ~。お正月の餅は、お汁粉が好きで~す。



 さて、今回は、メグちゃんこと“植野うえのめぐみ”さんについてです。


 あたしと、メグちゃんは去年(あ!ごめん、お正月が過ぎたので、一昨年かな?)知り合ったの。

 まあ、同じ学校で“オヤツ仲間”になったのよ。



 今回、あたしが敵の罠のマクロウィルスで“爆食い”の病気になる前のことなんだけど、それでもあたしは食べることだけが、エネルギー補給なので、いっつもお腹減らしてたの。

 

 おまけに、あの年の出向先は、大変だったのよ。

 

 担当さんの料理が下手で!……おまけに面倒を全然みてくれないから、生活が乱れまくりよ!


 そんな時、学校でメグちゃんを見たのよ。


 すれ違った時、ピーン!と、きたわ。

だって、彼女からおいしそうな匂いがするんだもの。

 

 何となく“チョコレート系”かな?って。





 もちろん、見つからないように後を付けたの。


 メグちゃんは、給食の準備が終わったのに、給食室の食料保管庫からなかなか出てこないのよ。


『怪しい!』って思ったの。

 

 そーっと、保管庫の扉を開けて、びっくりしたわ!


 なんとメグちゃんは、板チョコ、サイコロチョコ、ペンシルチョコ、雨傘チョコ、ホワイトチョコ、グリーンチョコ、レッドチョコ、ブルーチョコ、…………まだまだあったわ。50種類ぐらいあったかな~。


 あたし聞いちゃった!

「あんた、これ、どうしたのよ!」って。


 そしたらね、メグちゃんは、少し笑いながら

「へ?こ、これは、ね、……今度給食に何を採用するか、試しているの!」


 なーんて、言うのよ。

絶対嘘だ。……だって、目が泳いでたんですもん!




 でもね、でもね、彼女はいい人だったのよ🩷。だって、笑顔であたしにこう言ったんだもん!


「……良かったら、一緒に食べませんか?」って!




 もう、あたし嬉しくって、それからメグちゃんと仲良しになったのよ。


 あの年はね、メグちゃんと一緒に、試食用のチョコレートだけじゃなく、試食用の菓子パンとか、試食用のゼリーなんかも、いっぱい試食したの。



 でもね、本当は試食したらダメなんだって!ものすごい怒られて、あたしは強制送還になっちゃたんだよ。






 『ベル~お前、それはつまみ食いって言うんだぞ~😠………』






 あれ、何か天からソージの声が聞こえてきた!


「気をつけまーす!」



▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽


次回は「メグちゃんの好きな物」をお送ります。

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