第8話 最初の印象 🎊

 ど、どうも!……み、みんな元気……かな?

 あたしね、今日は、とおおっても緊張しているんだ!


「おい、ベル?そんなで大丈夫なのか?」


 だ、大丈夫だよ。


 えっと、みなさん、今日はゲストをお招きしてまーーす。🎉

 

 自己紹介どーぞ!



「えー、岸川総司です。防衛隊の隊長です。今日は、ベルにお招きいただきました。どうぞよろしくお願いいたします」


 いえいえ、こちらこそ!それでは、早速今日は“激烈インタビュー大作戦!”です。ソージにインタビューをしていきますので、皆さんもご期待ください!


 それではソージに質問よ。あたしと最初に会った時の印象を聞かせてよね。


「え~?……うーん、初めて会ったのは校長室だったかな。手帳を渡されて、召喚の魔法陣を床に書いたんだ。それで、すぐにベルが現れたよね」


 そうそう、なんか狭い部屋だったよね。

 何より、あたしを呼んでおいて、食べ物が一つもなかったのよ。ほんとがっかりだったわ。

 また、去年のように美味しいもが食べられないんじゃないかと心配したのよ!


「ああー!それで、あの時のベルは機嫌悪そうにしてたのか!……見た目はきれいで、可愛いのに、ニコッともしないから怖そうだったもんな」


 えー!ソージ、あたしが怖いと思ったの?まったく、失礼よね。


「だって、最初は、ベルなんか僕に向かって

 ≪お前か?召喚したのは?≫とか、言うんだもの」


 だから、最初は食べ物がなかったからよ!


「そして、いきなり

 ≪面倒をみろ!≫って、迫ってきたんだよ。

 僕はてっきり、戦いの時に援護をしろということかと思って、さらにビビったんだぜ!」



 何言っての、あたしはただ≪面倒をみてね💛≫って頼んだだけじゃない!


「確かに、面倒はみることになったよ……でも、あそこまでとは思わなかったよなあ~」



 普通よね~。ご飯と洗濯とお片付けぐらい……。


「そっかなあ~。まあ、ゴハンぐらいは作るよ。部屋の片付けも、まあいいさ。

 ……でも、洗濯はびっくりしたよな~」


 え~ソージは、洗濯が一番喜んでいたじゃん。あたし知ってるよ~洗濯しながら鼻歌を歌ってるの!



「だってさ、そうやって気を紛らわせないと、やってられないんだよ~。特に下着の洗濯なんかね~」



 なあーんだ、ソージは慣れてないから緊張したんだね。


 じゃあ、もっといっぱいパンツ見せてあげなきゃね。





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次回は「おっちゃんの髭」をお送ります。

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