六等星は輝いた。

ぱるぷ

第1話 研究所の光

ここは小さな研究所。

その中では1人の少女が研究をしている。

「サラマンダーちゃん、いま餌あげるからね~」

彼女が話しかけているのは決してそういう名の両生類とかではなく本物のサラマンダーだ。

真っ赤な炎を見に纏った生物は少女の目をまっすぐ見つめている

そんな生き物はいないと思うという人が大半だが、事実この生き物は生きていてこの世に存在している。

この生き物は彼女が[創った]のだ

多くの遺伝子を組み合わせて創ったのでその分の研究費は馬鹿にならないのでその分は株で稼いでいる。


彼女は元々は一人で暮らしているわけではなかった。

気になることに没頭しているうちに学校からは孤立したため、学校を中退した

そんな中偶然知った空想の世界は煌びやかで自分もこんな世界で生きたいと思った。

「ドラゴンとか現実にいればいいのになぁ」

初めはそんな理由だったのだが意外にものめり込んでしまって研究を始めてから五年が経ったある日ー

ピンポーン!

「誰だろう?」

この研究所でインターホンが鳴るなんて実に6年ぶりだろうか

「はいはーい」

埃をかぶったドアを開けるとどうにも怪しい恰好をした人が立っていた

「あ、こちらお届け物です」

配達員のような見た目をした人は足早に帰っていった

「なんだろう、これ?」

紙包みを開けると小さなカードのようなものが入っている

「代理学園、学生証?」

(学校なんていまさら,,,)

聞いたことのない学校名に首を傾げ、怪訝な顔を浮かべるがよく見たら文字が書いてあることに気づいた


あなたの夢は?

「それはもちろん,,,,」

科学者になって、空想を現実にする。

そう思った瞬間、学生証はヒカリ輝いた。

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