原色日本植物図鑑
原色日本植物図鑑・原色日本貝類図鑑・原色日本昆虫図鑑(上)
私の本棚にはこういう図鑑が沢山あるんです。
しかし字で書くとめちゃめちゃお堅い本ですよね(笑)
私は子供の頃からこういう本が好きで普通に読み物として読んでいました。
でもこの手の本は何と言うか・・面白いけど詰まらない(笑)
でね・・何とかならないものかと始めたのが「山道を歩きながら」というエッセイなのです。
https://kakuyomu.jp/works/16816927862275276684
我々は学者じゃあ無いのだから、なに科のなに属のなに種だとかだけに拘るのではなく、その種の一般的な人類との関りとか、関りの歴史とか、美しさとか・・
つまり科学的ではない部分にもスポットを当てて、その植物の魅力全体を紹介する読み物を書きたかったのです。
おかげさまで植物をテーマにした「山道を歩きながら」は4700以上の♡と1万以上のpvを頂けまして感謝感激です。
しかし自分で読み返してみると、我ながらよくかけていると思えるページと、イマイチだなあと感じるページがありましてね、その落差が大きすぎて・・何とか手を加えないとと悩んでいるのが正直なところです。
「山道を歩きながら」と同じスタンスで始めたのが「キノコの森へようこそ」です。
キノコは研究者が少なく研究が半ばなので、まだ名前すら付いていないキノコがたくさん有るのが現状です。キノコは本種・亜種・近縁種とか変種も存在していて、新種で有るのかはDNA鑑定でもしなければ解らないのです。
現在種として登録されている3000種余りのキノコが全て記載されているキノコ図鑑は有りません。食べられるキノコかどうかのキノコの本は沢山販売されていますが、写真付きで記載されているキノコはせいぜい100種ぐらいでこれでは図鑑にはなりません。私が所有する1万円ぐらいするキノコ図鑑でも800種から1000種ぐらいの記載になります。
キノコは壊れやすく直ぐに変色する為、植物や昆虫などと違って奇麗な標本にする事が出来ません。しかし標本が無ければDNA鑑定や胞子の研究が出来ませんから、研究は乾燥標本になります。
で、研究者は乾燥標本で研究し、採集者は写真をコレクションします。ですから採集者は研究者よりも生態や実物の美しさに着いてよく知っていますが、研究者は標本分析が基本になりキノコの生態には疎いのです。
これは医者と医学の研究者との違いに似ています。医者はがん患者の事はよく知っていますが、がんを研究する医者はがん細胞の事はよく知っていても、がん患者には会う事はたぶんありません。あくまでも標本相手の研究になります。
実際にキノコは5000種以上あるだろうと推測されていますが、生えてくる期間が短く、場所も限定的で、多くは栽培も困難とあって、研究が急速に進むと言う気配は有りません。
という分けでね、キノコの森は未知の森なのですよ。
どうぞ・・
「キノコの森へようこそ」のほうもよろしくお願いしますね。
https://kakuyomu.jp/works/16817330654936380986
いつもの事で、私の話は話が脱線しますよね(笑)
話を戻します。
事実は小説より奇なりと言いますが・・図鑑の世界というのは、想像や妄想を越えて面白いんです。
生き物というものは我々の書くフィクションなどをはるかに超えていて、知れば知るほどに奥深く神秘に満ちているのです。ただその魅力を一般的にどうとらえて、どう話題にするのか・・そこが難しい所ですね。映像世界ではBBC やヒストリーチャンネルが素晴らしい生物作品を作っていますよね。
で・・
進化を語るとき、一般的には生物を高等生物や下等生物に分けていますが・・
私は見解が違うんですよ。
ご存じのように生物は過去に何度も絶滅の危機を体験しています。だから誰が優秀かではなく、誰が生き残れるかという事が大事なのですよ。
絶滅を生き延びた種が居たから現在が有るのです。けっして高等だから生き延びたのでは無いのですからね。
例えばね・・
1キロのチーズで人間は何日生きられますかねえ・・
毎日100グラム食べたとしても1ヶ月は無理でしょう?
アリなら1万匹の大集団でも1年以上も生きられますよ。
ね!!
小さい事は下等なのではなく、生きる為の戦略なのですよ。
考えてみてください。今、絶滅に瀕しているのはアリではなく百獣の王なのですよ。その観点から言えば生物は全て戦略として現在の姿が有るのです。下等とか高等の概念は人間を頂点とした考え方ですよ。
もし我々人類が核戦争をして放射能で地球を破壊しても、おそらく微生物が生き延びます。生命はどんな事態になっても生物の中の誰かが生き残るように設計されているのです。
生命は高等か下等かではなく、あるいは敵か味方ではなく、食物連鎖さえ抱合した、生命系全体の目的が有ると思うのです。全ての生命は初めは一つであり、そこから多様化して現在の生命系全体を作ったのです。個の目的・種族の目的・人類の目的が有るように、生態系の総意としての目的が有ると思うのです。
・・生命の目的・・ですかね。
親の心子知らずと言いますか、人類は一人で大人になった気でいるのです。
我々は生命と言う体系の一部に過ぎないのにね・・
太古の昔から・・人類が地球を支配する前から地球は生態系の物なのです。
ところが思い上がった人間は地球を所有して線を引き、宇宙を舞台に縄張り争いをします。
自分たちが地球の・・いや自分たちが宇宙の主人だと言いたいのです。
どの国も縄張り争いの為に戦争の準備をする・・それが現実です。
愚かですよね・・
でも大丈夫・・
馬鹿な人類が核戦争をして自らが滅んでも、生命は必ず生き延びますからね・・
では又(^_-)-☆
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