第3話

後ろからどんどん音がなる。


わざわざ別に、許すか許さないかじゃないんだよね。


忙しいし、もう別に関わる時間もないんだよ。


なら、俺を虐めて居た春なんか、特に関わってる余裕もないし、


どん!!どん!!


「あ、もううるさいって」


「ごめんなさい、本当にごめんなさい。謝りますからなんでもしますから許してください」


土下座している。


「いや、だから許したって」


「私は、許されないことをしました」


「なら謝るなよ。」


「私は、本当に優しくて、常に思いやりのあなたが好きでした。転校してから後悔の毎日でした。お願いです。大変反省してます」


どっちだよ。許されたいのか許されたくないのか


「とりあえず、考えるか帰って貰って良い?」


「分かりました」


帰るんだ

助かる。まぁ無理に残る方がむしろ許す気失せるから当たりだけど、

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