（旧）再臨の剣神ー最強の剣士は求道者ー

お仕置きエッチと船出※性描写があります。

　アリスの創（つく）り出（だ）した悪夢（あくむ）から脱出（だっしゅつ）した後、泣（な）き疲（つか）れてまだ眠（ねむ）っているシエルをベッドへ寝（ね）かせてから部屋（へや）を出ると。スタッフに事情（じじょう）を説明（せつめい）してシエルが寝ている部屋の代金（だいきん）を払（はら）おうとしたが。

　スタッフは「オーナーの身内（みうち）ですし、オーナーが寝ているだけなので代金はいりません。他（ほか）のスタッフにも私の方（ほう）からそう伝（つた）えておきますのでご安心（あんしん）ください」とだけ言ってからウインクし、その場（ば）を去（さ）って行（い）った。

「孫（まご）バカのじいちゃんが町一番の宿（やど）だと紹介（しょうかい）するだけあって本当（ほんとう）に一から十まで完璧（かんぺき）だ、流石（さすが）は俺の孫（シエル）が教育（きょういく）したスタッフだな。

　……それじゃあ色々（いろいろ）と片付（かたづ）いたことだし、泣いていた（・・・・・）バカアリスを叱（しか）りつけてやるとするか。お仕置（しお）きはその後（あと）だ」

https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16818093085821578063

　アリスの居場所（いばしょ）が分（わ）かっていたデュランは２人で泊（と）まっている部屋へ向（む）かい、部屋につくと勢（いきお）いよくドアを開（あ）けた。

　そしてアリスが予想（よそう）通（どお）りベッドの上で待（ま）っていたのを目にするとため息（いき）を吐（は）き「アリス、俺は今怒（いまおこ）っているが理由（りゆう）は分かるか？」と質問した。

「う～ん、シエルのことを傷（きず）つけたからかな？　どうあってる？？」

「ハハハッ――全然違（ぜんぜんちが）う。アリス、分からないのなら死（し）ぬ寸前（すんぜん）までイカせ続（つづ）けるぞ？　嫌（いや）なら全力（ぜんりょく）で考（かんが）えろ」

「ううん、別（べつ）に嫌じゃないよ。僕はね――デュランになら殺さ（・・・・・・・・・）れてもいいんだ（・・・・・・・）、君（きみ）を愛（あい）してるから」

「ハァッ、バカにつける薬（くすり）はねぇとはよく言ったもんだぜ。どうすりゃバカアリスを泣（な）き止（や）ませられるか俺にも分からないとはな」

https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16818093084058040804

　デュランが呆（あき）れ混（ま）じりにそう言うとアリスは不思議（ふしぎ）そうな顔をしながら「僕、別に泣いてないよ？　なんで泣いてると思ったの？？」と自身の顔を指差（ゆびさ）したので、デュランは「バーカ、泣いてるだろ。心が（・・）」と返答（へんとう）してからベッドへアリスを押（お）し倒（たお）した。

「――えっ」

「俺が気がつかないとでも思っていたのか、泣いている自分（・・・・・・・）を押し殺しやがって（・・・・・・・・・）。お前がそういう顔をする時は俺のために無理してる時だって知（し）ってんだよ、アリス。

　ステラを洗脳し（・・・・・・・）た後も同じ顔を（・・・・・・・）してたからな（・・・・・・）、俺が分からねぇ分けねぇだろ？」

「……僕がステラを洗脳（せんのう）したこと、気づいてたんだ。幻滅（げんめつ）した？」

「うん？　別に幻滅なんかしねぇぞ？？　俺のために我慢（がまん）してくれてたけどもう限界（げんかい）だったんだろ、むしろステラの命を奪（うば）わなかったアリスはすごいと思うぜ。

　ヘルトがアリスに同じことをしたら俺はヘルトを殺さないと自信（じしん）を持（も）って言えないし、警告（けいこく）してもダメなら俺は最終的（さいしゅうてき）にヘルトを殺すだろうしな。

　それと一応訂正（いちおうていせい）しとくが気がついたのはリーベの秘密基地（ひみつきち）でナハトへ恋（こい）しているステラを目にした時だよ、恋をする過程（かてい）がなさ過（す）ぎたからな。アリスの様子（ようす）が変（へん）だった頃（ころ）にステラを洗脳してたとすぐ分かったよ。

　――まあ俺はステラよりもアリスの方が大事（だいじ）だったから見て見ぬ振（ふ）りしたがな、正直（しょうじき）ステラが全面的（ぜんめんてき）に悪（わる）いから」

　デュランがそう言うとアリスは「……デュラン、僕のこと好きすぎない？」と呟（つぶ）いてから頬（ほお）を紅（あか）く染（そ）め上（あ）げていたが、放心（ほうしん）している間（あいだ）に開発（かいはつ）されきっている子宮（しきゅう）をデュランに殴（なぐ）り抜（ぬ）かれて絶頂（ぜっちょう）させられ。何も分からぬまま体を痙攣（けいれん）させていた。

https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16818093086368363145

　だが完全（かんぜん）にキレているデュランは自身の調教（ちょうきょう）で全身（ぜんしん）が性感帯（せいかんたい）のアリスを手加減（てかげん）なしでしばらく連続（れんぞく）絶頂（ぜっちょう）させた後、イキ続（つづ）けているアリスの頭を優（やさ）しく撫（な）でながら歪（ゆが）んだ笑みを浮べた。

「そうだね、俺はアリスのことがすごく好きだけど自分を犠牲（ぎせい）にするやり方が許せない。だけど口で言ってもどうせ分からないだろうから二度とこんなことをしようと思わないように、今から６時間くらいアリスを本気（ほんき）でイカせ続けるね♡♡♡

　俺になら殺（ころ）されてもいいんだよな、アリス――いっそ殺してくれと思うくらいの地獄（じごく）を見せてやるよ」

「ごへん♡、ごへんなはい♡♡♡。もふ、しはいから♡♡♡♡」

「ハハハッ――もう遅（おそ）いわ！　このバカアリスが！！　一週間（いっしゅうかん）は寝（ね）かせねぇからな！！！　覚悟（かくご）しろ！！！！」

「むひ。ひぬ、ひんじゃ――～～～～～～～～～～～～～～ッ♡♡♡♡♡♡♡♡！！！！！！！！」

　アリスはあまりの気持（きもち）ちよさにデュランへ許（ゆつ）しを請（こ）いましたがそのまま丸（まる）三日間（みっかかん）イカされ続け、デュランに自分を犠牲（ぎせい）にしないことを強要（きょうよう）されて受（う）け入（い）れました。

　だけどデュランから「信用（しんよう）できないから残（のこ）り四日間もイカせ続けるね♡、頑張（がんば）って耐（た）えてねアリス♡♡♡」と言われてしまい、アリスは後悔（こうかい）しながらもデュランに嫌（きら）われなかったことが嬉（うれ）しくて涙（なみだ）を流（なが）しながらイキ続けたのでした。

　※この２人は特別（とくべつ）な訓練（くんれん）を受（う）けています、良（よ）い子（こ）のみんなはマネしないでね♪

「♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡デュラ、ン、だい、すき、あい、し、てる♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

「ありゃ？　一週間（いっしゅうかん）ぶっ通（とお）しで犯（おか）した割（わり）には元気（げんき）だな。それに楽しんでもいるものな、アリス。

　そんなに俺が好きで俺に殺されたがているのなら一回殺してみるか（・・・・・・・・）、そうすれば流石に少しは反省（はんせい）するだろ――するかな？　まあいいや、取（と）り敢（あ）えず殺そう」

　文字（もじ）通（どお）りの意味（いみ）で全身（ぜんしん）びょしょぬれのアリスの上に跨（また）がったデュランはアリスの首（くび）を腕全体（うでぜんたい）を使（つか）ってロックし、全力（ぜんりょく）で締（し）め上（あ）げ始（はじ）めた。

　アリスは何（なに）が起（お）こったのか分（わ）からず最初（さいしょ）は体（からだ）を振（ふ）って抵抗（ていこう）していたが、首を絞めているのがデュランだと気がつくと抵抗を止（や）め。首（くび）の骨（ほね）が折（お）れても無抵抗を貫（つらぬ）き、十分（じゅっぷん）時間（じかん）が経（た）ったタイミングで心停止（しんていし）し――アリス・リーフ（・・・・・・・）グリーンは死んだ（・・・・・・・・）。

｢――ッ！！！？　ゲホッ、ゲホッ｣

｢……アホか、お前は（・・・）。いくらなんでも少しは抵抗しろよ、もし俺が誰（だれ）かが化（ば）けた偽物（にせもの）だったらどうするんだ？　アリス（・・・）？？｣

｢ゲホッ、ゲホッ！　……も、もち、ろ、ん、し、し、ぬよ、あい、して、る、から｣

「～～～～～～ッッッ♡♡♡♡♡♡！！！！！！！！」

　アリスを生き返らせたデュランは驚きを顔に貼（は）り付（つ）けながらそう言ったのだが、アリスに無垢（むく）な笑顔（えがお）で見つめ返（かえ）されてデュランは撃沈（げきちん）した。

　態度（たいど）には出さなかったがデュランはアリスが可愛（かわい）くて仕方（しかた）ないようだ、笑顔になろうとする顔を無理矢理（むりやり）押（お）さえているせいで頬（ほお）が痙攣（けいれん）している。……気持（きもち）ちはメチャクチャ分かる(小並感（こなみかん）)

｢このバカが！　まったくバカにつける薬（くすり）はねぇようだな！！　呼吸（こきゅう）が落（お）ち着（つ）くまでここに居（い）ろよ！！！　シエルと会（あ）ってくるから！！！！｣

「う、ん。い、っ、て、ら、っ、しゃ、い」

「ハァッ、まったく」

　デュランは呆（あき）れ混（ま）じりにため息を吐きながらシエルの元へ行き、シエルと会うと様々な話をしたが。シエルが持っている服は全身タイツしかないことを知ったデュランは普通の服を買うために買い物へ行った。

https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16818093086572143694

　そして普通の服をおじいちゃんとしてプレゼントをしたデュランは一緒（いっしょ）に旅（たび）をしないかとシエルを旅の仲間に誘った。

　するとシエルは少しの間悩（なや）んでいたが、最終的（さいしゅうてき）に頷（うなず）いたので大喜（おおよろ）びでデュランは受け入れた。

「さてと、もうかれこれ一ヶ月もお世話（せわ）になりました。またくると思うのでその時はどうかよろしくお願いします」

「いえいえ、またのご来店（らいてん）をお待（ま）ちしております」

　黄昏の憩い亭のスタッフに見送（みおく）られながらデュラン達は神聖（しんせい）プライド王国を旅立（たびだ）ち、いくつかの人族の国を回（まわ）ってから寂（さび）れた港町（みなとまち）を訪（おとず）れた

　そこで次（つぎ）の目的地（もくてきち）であるベルメーア行（ゆ）きの船（ふね）に乗（の）り、二日間の船旅（ふなたび）を始（はじ）めるのだった。

https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16818093086376432056

　……汚（きたな）い港（みなと）だこと、作（つく）り直（なお）した方（ほう）がいいかもな。フラ〇キー呼（よ）んでこようか？

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　ちなみにデュランはその記憶（きおく）をカオスに奪（うば）われてますが、ベルメーアは一条刹那（いちじょうせつな）だった頃（ころ）の彼（かれ）が仲間（なかま）と共（とも）に一から作った都市（とし）です。

　そんな因果（いんが）な地（ち）でデュランは最高（さいこう）の好敵手（こうてきしゅ）と出会（であ）い、共にベルメーアで起（お）こった事件（じけん）を解決（かいけつ）することになりますので次話（じわ）にご期待（きたい）ください……なんちゃって(笑)