第2話 倫の音楽部屋とおでましベートーヴェン

風が頬を冷たく冷やす12月19日わたし桃音は学校の帰り道で思いの外音楽の話で久しぶりに盛り上がり、倫の部屋に遊びに行く約束をゲットしたところ。

「桃ってさー音楽好きだったっけ」

「うんもちろん。ニコニコのボカコレのランキングの曲なんて大体聞いてるつもりだし、ピアノ教室にも通ってるしまだ、あとはヴァイオリンに興味もあって”通おっかなーヴァイオリン教室”ってところなんだー」

音楽は最近二人の間では暗黙の了解で話さないことになっていたけれど昨日のベートーヴェンの夢があってからというものペンネーム^タカヒロ^それでいて本名

柏木 倫は何故か本気で音楽について語り始めていた。〜これはチャンス!。色々あって仲が悪くなりそうだったけど、この流れなら音楽小さい時以来だけど教えてもらえるかも〜

「俺、桃にさあ一緒に作曲手伝って欲しいんだよねえ。詳しいんでしょボカロとか特に」

「まあまだけど」

「じゃ。決まり。俺の作曲仲間に任命する。これから俺のとっておきを伝授するから音楽クラシックオタクかつアニメオタクの俺についてきてくれよな」

「なんで。私なんかに」

「え。だって、それはわからない。なんか急に。。。よくわからないけどまあとにかくおれもランキング上位に食い込みたくてさあ腐れ縁ではないと思っている桃しか頼る相手いないなあなんて思っちゃったりして」

^ラノベ設定上、会話逆じゃね^

「でも私ピアノ教室最近やっとショパン弾かせてもらえるくらいだし、ニコニコ動画の仕組みもいまいちまだ仕組み実はわかってなかったりして・・・」

「は。ニコニコに関しても俺に任せろXのフォロワー数15万5千人と我ながら地味に多いと思ってるし、俺はこれでも今音楽雑誌に名前が載ったばっかりの新米天才作曲家タカヒロだからな。う。へへぴえん、、。。。」

「え、雑誌に名前載ったの?見せてその雑誌顔どんな風に写っているんだろ?」

「それよりも倫ってそんなに作曲家の有名人なの。やばいやばい。ねええ、私に作曲教えてくれる?」

「こっちからお願いしたんだけど。正体自分で語っておいて今更この流れでやっぱヤダとか言えないしp。いいよ。俺の部屋こいよ」

「わわ私が倫の部屋に行くくく???」〜華の女子高生が彼氏のの部屋に行くテンションになっているけど、倫はそういういこと考えているかとか言っている場合じゃないチャンス〜

「だってこの前から言ってたじゃんニコニコのブース取ったって、あれ忘れたの、俺桃に少しは作曲できるもんかと思って期待してたけどこれじゃもうわかった感じ・・」

「行くよ。倫の部屋で変なこととかしないでよ。」

「何言ってるの。この世の中に変なことなんてありふれているし。俺も変人だからむしろ変なこと教えちゃうぞ」

〜そうだった倫ってオタクだけあってそういうこと詳しいけど3次元のリアルの女子にはまるで疎いけど少しお茶目なんだった。ももの私がまるで変態じゃん〜

〜〜*****〜〜 

 

うわっぁあああーーー倫の部屋って久しぶり、多分6年ぶりになるかな。

「いきなりなんだけど桃って作曲やったことあるか」

「うん、あると思う」

「何その遠回しな言い方。ほんとはパソコンもちょとぴこぴこやった気分で終わってたんだろ」

〜ばれた私作曲ってまず初めに何をやったらできるか一切わからなくて本も見たけどやっぱりダメで。サイトとかスマホのインタビュー映像見ているうちにここまで来たわけで〜

「はいわーたーしー桃はー〜作曲なんて何一つわかりマーセーーーん”meromeroをかける”」

「やめろ萌えるじゃないか」「よし燃えてきた。作曲をするための準備から行くか」

「桃。お前はプロの作曲家になりたいっていつも小さい頃から行ってきたけど金銭的やモチベーション、知識の無さからここまで作曲の初心者で来れたんだよな」

〜もうちょっと優しくしてくれたっていのにバカタカヒロ〜

「そうだよ。またこの前の喧嘩の続きでも致すつもり?なら私帰る。」

「ちょい待て^^ーーーーーそうは二度とさせるか。俺のとっておきを教えるからこれを続けていけば桃もきっとプロになれる」

「倫のとっておき私にくーださい」

「・・・」

〜私何言ってるんだろ喧嘩腰からのこのカウンターはちょっと見当違いだったかも〜

「。。。」

「そうだなーーー作曲に一番大切なの。は。。」

〜倫照れてる私のこと女子として意識してくれているの〜

「作曲に一番大切なのは美の体現だ」

〜いつものお説教オタクモードに戻っちゃったよpー〜

「美の体現?お化粧なら毎朝最近になってぁらやるようになったのよこら倫]」

「まあそれもいいけど・美の体現というのは作曲の要だ、つまりどれだけ人生で美しいものを吸収したり発散させたかある意味ワクワクできることをどれだけ自分のプロテクターやアクションマニュアルに用意できているかってことだ」、

「もも好きなものって音楽以外になんだ「」

ええと。旅行?

「ううん。いいけど物とかジャンルで細かくいうと」

〜ベートーヴェンとか?夢で私をまるで貴族のお嬢様のようにいや今の思考回路どうにかしてる絶対ない、なんであのおじさんと〜

「好きなものは、ショパンの楽譜とか。小さい頃から聴いてるバンドのCDとか、かわいいポスターとかああと。アニメ」

「お前。それ全部音楽に繋がるけど。ほかは。」

「ええと。お母さんから買ってもらった犬のぬいぐるみ、有名タレントの写真集。ハガキで応募して当たったファンアートとか」

「よおしいいな。なかなか今の時代好きなものを瞬時に自信をもって言える子は少ない!!!」

〜なんか夢の中でできたベートーヴェンみたい〜

「俺の使っている機材はなー作曲ソフトがキューベース。オーディオインターフェースがスカーレットの高いやつ。でもそろそろバイト買い替えようと思っているけど。音源はserunやmassive,modobass,massive X、addictive drums ,omnisphere,fm8主にシンセっぽいのはこれといった感じでまだ10分の1も行ってないけど、それで、作曲のインスピレーションとなるウォークマンだろ、4万のCDプレイヤーに、クラシックの楽譜たち。使用pcはiMac、前はノートパソコンで作曲してたけど。好きなラノベは冴えかの、俺ガイル、アニメで好きなもの語り出したらもう止まらないね、ニコニコの最近の復興ブームには目を見張るものがあるし。ヘッドホン派ヤマハのhph mt8がいいんだよ^^ーーーおじいちゃんが買ってくれたんだあ」ふうーーあとは、、

「もうういいよ、、大丈夫だから。倫の部屋すっかりオタク部屋になったよねえ、アニメキャラのポスターなんて当たり前のように。よくわからないポエム、よく見たら楽器結構持っているし、写真集、自筆イラスト、コンペの表に、フィギュアなんてきっちり整理整頓されてるし。溢れかえった漫画本に、のーとの切れ端、五線譜にメモしたであろう私の知らない旋律に、家族アルバム?好きな声優さん?かわいいお花たち?ドイツ語辞書?原因と結果の法則?かわいい女子と付き合うにはって」

「くーーーっっz」

〜わ私が催眠術のようにお部屋を探検してたら昨日の作曲の仕事の疲れがまだ残っていたみたいでねっちゃった〜倫のスマホは。。とあった「、好きな声優さんは「あ^^^ーーーなんで、俺のレッスン引き受けてくれるなんて」

〜こいつ夢か。レッスンってベートーヴェンみたいじゃない〜

「は。。ねてた。えっとお何してたんだっけそう作曲とはもう一つ一番大切な目的が実は二つにわかれてだな。sれは。。。」っzっっz

「今日は楽しかったよ天才作曲家タカヒロまた柏木 倫」君なのかなーベートーヴェンって

今日はここまで

12がつ19日。6年ぶりに入った倫の部屋はさっき寝ている途中の隙間の時間に見た雑誌のコーナーのインタビュー記事に載っていたオドオドキャラで今注目の若手高校生天才作曲家柏木 タカヒロでよく

分かった。こいついつの間に頑張ってたのね、自分なりに、私といる時なんて馬鹿に見えるほど夢中で夢中でそう私は分かった気がした。この男の子は本気で人生を遊ぼうっていう感じに本気だ何もかも、わたしにも夢中なことがあったけどこいつは欲望ってより人を音楽で啓発したいのね、ベートーヴェン先生みたい。なんだよ、私の幼馴染なのに、天才だって。何よ。私もこの男の子に張り合える曲なら、ってない。明日聞くか作曲の仕方。とほほ、遊び方も知らない私、教えてもらおう色々。ね。じゃあねもう午後6時だけど家の人がニコニコと”もういいの久しぶりね桃ちゃんずいぶん綺麗な女の子になっちゃって彼女さんかっわいイいねーー”なんって色々お世話焼いてくれてこの世がつまらないと思っていた自分がつまらなかったんだ。この世は面白いもので溢れてる。その辺を歩いてるつもりの私の思考回路が貧しいかもしれなかったわけでそんなことよくある話で、色々人にも見え方があったりしてそれで人間関係が新鮮に映るわけで、そんなワクワクを授かれた気分で暗い歩道を自転車で歩く。 


ps。,ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン =柏木 倫の前世

この事実を桃はまだ知らない。倫も知ラナイ。自分がベートーヴェンの生まれ変わりダッタコトニ。ベートーヴェン先生のレッスンもちゃんと次回からたくさんあるので続きもぜひご覧いただければと思います。展開どうしよう。辻褄あわせ。

|~*****~


今日はここまでまた次回ブログマガジン更新よろしくねバイバイ!

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