閑話 ヒロイン達のチャット会議

美白〈綾人君に新たな女性の影の可能性があります。確定ではないですが〉


高峰〈ちょ、ちょっと!?それど、どういう事!?〉


美白〈今日私達が作ったカレーが諸事情でダメになってしまい、そこにカレーを分けてくれるという女生徒が現れたんです〉


高峰〈…もしかしてそれが?〉


美白〈先ほども言った様に確定では無いですが…恐らく……〉


高峰〈……まずい事になったわね…その子の名前と特徴は?勿論引き剥がしたんでしょうね!?〉


美白〈勿論です。張り合っていたら綾人君には逃げられましたが……1組の桃月茜さんという方で、とても庇護欲をそそられる様な可愛らしい方でした。あとは胸が大きく、髪型は茶色のツーサイドアップでしたね〉


高峰〈それならいいけど…って!それアタシ達と同じ【三大美女】の最後の1人じゃない……はぁ〜!なんて子を増やしてくれたのよアヤト!!!〉


美白〈…?泥棒猫。その【三大美女】とは一体?〉


美白〈すみません間違えました高峰さん〉


高峰〈…アンタ教えて貰う立場なのにいい度胸してるわね?はっ倒すわよ女狐。まぁいいわ。アンタとアタシとその桃月さん?の3人の総称よ。なんでも飛び抜けて美形だからだそうよ。アタシは全く興味ないけどねそんなの〉


美白〈そうなんですね…私も綾人君以外には全く興味がないので知りませんでした…〉


高峰〈でしょうね、多分その桃月さんも知らないと思うわよ。本当にアヤトのことが好きならって話だけど〉


美白〈現状では分かりかねますが…綾人君のことが好きな事は恐らく当たっていると思います。彼女とんでもない策士かもしれませんし、今後は要監視ですね…〉


高峰〈まっ、誰が相手であれアヤトはアタシの彼氏って決まってるからね♪女狐共々桃月さんも蹴散らせればいい話でしょ?〉


美白〈そうですね、綾人君は私のパートナーですからね。いくら桃月さんが綾人君の事が好きでも、さっき狼狽えていた泥棒猫と一緒に包んで捨ててあげますよ〉


高峰〈アンタ本当にはっ倒すわよ?〉


美白〈その言葉私もお返ししますよ?〉


高峰〈………にしてもアヤトの奴…いつの間にそんな子作ってたのよ〉


美白〈私も全く知りませんでした…綾人君が桃月さんと関わりがあったかもしれないなんて〉


高峰〈あーあ!なーんでアタシが居るのに他の子も惚れさせてんのよー!ばかアヤトーーー!!!〉






「へっくしっ!!!……(ずずっ)…気の所為か?」

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