第34話 過去
もしも、一つ希望が叶うなら
過去に戻りたい
生まれる前の昔でもいい
生まれてもない時の歌に出会って
なぜか懐かしさと寂しさがこみ上げて
その
きっと、同じように感じていたはず
悲しさや嬉しさも
優しく力強く歌ってるから
街中で流れていた
懐かしいメロディーのはずなのに
ずっと、耳に残ってて
会いたくても会えない
気持ちだけが
目を閉じると教えてくれる
力強く進んで歩めと
強く想う気持ちがあるなら
過去を
そこは進む先じゃないからって
向いた先と逆を向かせる
後ろを向きたくて
過去や昔が
その時空に行きたくて
あの歌声に触れたくて
でも、その歌声は背中で受け止めて
泣いても前を進めと
振り返ることを許してくれない
こんなに想ってるのに
時を重ねることが出来ずに
探し求めた歌声は未来へ
新しく
聞き継がれていく
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