140字小説「滑稽」

ケイキー

第1話「鬱々とした日々」

「辞めたい……」

入社1年目の私は、毎日そう思っていた。

「辞めたい。辞めたくて仕方がない」

毎日つらくて。その想いは決して改善することはなく。鬱々とした日々が続き……。


そして、その想いを引きずったまま、今日。私は定年退職の日を迎えた……


(116字)

(2023.12.13)

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