G列伝06話 飛躍の兆し(4)
< side 名無しのゴブ太 >
「はーい。おーわりっ!!」
──ドガガガガンッ
「くっ、ぎゃあああっ!!」
──ドタンッ
この部屋最後の1体が倒れ、束の間の勝利に沸き立つゴブ達。
当初は右側一点突破の予定だったはずが、鬼人の如く破壊し続けるゴブ美がそこだけでは飽き足らず、真ん中側に向けて
付け加えゴブ郎・ゴブ吉・ゴブ江も止めるどころか、一緒になって攻める始末。
当然オイラもなし崩し的に参戦し、中央に展開しているゴブの部隊を併合しながら残りの左側に流れ込み、今に至ることに。
「はーい。みんなーお疲れーっ!」
そんな中を良い仕事をした的な爽やかな表情で、周囲に対して軽やかな口調と共に労うゴブ美。
「お、お疲れさんっ!」
「途中からー意外に余裕だったなー。ニッヒヒ」
「うん。頑張れたよねー。っふふ」
「オイラー楽しかったかもー」
戦闘後の疲れを見せずにラフな感じで話すゴブ郎・ゴブ吉・ゴブ江・オイラ。
「チラッと見えたーゴブ太……笑ってたよねー」
「マジかよー。っふ」
「戦闘狂にー、片足を突っ込んだなー。ニッヒヒ」
「へーゴブ太がねー。まー
そんなこと言われると褒められている様で、つい照れてしまう。
でもそんなことよりも、
「みんなー進化したゴブねーっ」
「だなっ」
「ニッヒヒ」
「っふふ」
嬉しそうに微笑むゴブ郎・ゴブ吉・ゴブ江。
そしてオイラも一緒に表情を緩める。
「ふっ、ぬぬぬうううーっ!!」
「ん、急に
「いやーゴブ江が興味を示すかと思ったけどー、反応なし……だな。ニッヒヒ」
「おおーそう言えばーガン見してないなっ」
「えっ、私! んーあれれー。そー言えばー……興味が湧かないわねー」
「んもー
進化により身に付けているものが半壊に。
なのでゴブ美以外は、言わば半裸状態である。
でも目の前にあるのは累々と横たわるゴブ達の死体と、粉々になったゴーレムの残骸こと石材。
元同僚ことゴブの死体から剥ぎ取るのは問題ないけど、
「っふふ」
「ん、ゴブ江?」
「キモイ……ごぶ」
「えーゴブ太ーひどっ! じゃ、なくてーあるよ……着るもの。どうだーっ」
「え、マジでっ」
「いやいや、ないっしょっ」
「あるよー、ほんとにっ」
「んーどこに? ないゴブよー」
「っふふ。後続に負傷した戦線離脱組がいるでしょー」
「「「うんうん(ごぶごぶ)」」」
「そろそろ私達もー進化するかなーと願望を込めてー、その子達にサイズ大きめの装備類を剥ぎ取ってーそのまま運んでもらってるのよねー。っふふ」
「おおーマジかっ」
「ナイス、ゴブ江っ」
「それはー流石ゴブよーっ」
得意満面なゴブ江を率直に称賛するゴブ郎・ゴブ吉・オイラ。
「こっちの戦闘が終了してるのがー見えてるだろうからー、そろそろこっちへ来ると思うよー」
「いや、待てねー。行って来るっ」
「ニッヒヒ。だよなっ。俺もっ」
「えー来るを待てばー。んーもう、じゃー私もっ」
待てずに早速飛び出すゴブ郎とゴブ吉。
それを追って駆け出すゴブ江。
「ねーゴブ太はいいのー? 一緒に行ってきなよー」
「ん? 」
──ブーラブラ
「話の内容からー待っててもーだけど……」
「うんうん」
──ブラーブラ
「ゴブ太だけー、全裸でしょー」
「……えっ」
──ブラブーラ
「え、気付いてなかったのー。んもうーでもーゴブ太らしいかー。それでーどうするのー?」
──ペッコペコ
「……行くのー?」
──ブルブルッ
「……行かないのー?」
──フーリフリ
「んーもうー遊ばないの、ゴブ太ーっ!」
「ご、ごめんゴブ。大きくなってつい嬉しくてー。えーと、オイラもー行って来るっ」
「んーいってらっしゃいっ」
ゴブ美に見送られながら、お
*
*
*
「……ゴブ太は……ハイ・ゴブリン・ソルジャー……よねー」
「ゴブ江と同じかー。ニッヒヒ」
「俺とゴブ吉がー、ビッグ・ゴブリン・ソルジャーっ」
「うんうん。そうだねー。っふふ」
「よーし、みんなソルジャーになったところでー、次もガンバーだねーっ」
ゴブ江から進化後の種族を教えてもらったゴブ郎・ゴブ吉・オイラ。
そしてゴブ美からのエールにも誇らしげに頷く面々。
あれから装備を整えて、更に生き残った隊を吸収して大集団となってから階段を降り、今現在は9階層。
入り組んだ通路を進まずに、当然の如く先発の分隊が開けた穴を妨害も受けずに直進中である。
途中にあったどの部屋にも戦闘した形跡があるものの、ゴブ達の死体などは残されていない。
それは残骸などをダンジョンが吸収し終えた証であり、一定以上の時間の経過を物語る。
「んーゴブ吉、またー斥候ーお願いーっ」
「お、了解。んじゃー、行って来るっ」
進化談義を打ち切り、颯爽と駆け出すゴブ吉。
──ペリペリペリッ
──モグモグ
んー。
旨い。
今、身に付けている装備はロックゴブリンの死体から剥ぎ取ったヤツである。
当然洗っていないので、血痕などと色々なものが付着して汚れ放題。
──パリパリパリッ
──モグモグ
ん、これもー。
旨い。
その中には肉片もあり、乾いた状態で張り付いてジャーキーのようになっている。
空いた腹を満たすまでには至らないけど、手持ち無沙汰に食べるのには丁度良い。
──バリバリ バリッ
「んー美味だけどねー。もう少しー硬さがあればねー」
断りもなくオイラの背中側に付いてるジャーキーを食べるゴブ美。
それも硬さが、やや足りないようだ。
んー。
ずっと噛んでいたい歯応え。
オイラ的には、丁度良いのだけどー。
「よっととー。戻ったぜっ!」
「お帰りーゴブよー」
「お帰りー早かったわねー」
「まあ、近かったからなー。ニッヒヒ」
戻って来たゴブ吉。
オイラには目礼で頷き、そのままゴブ美と偵察してきた内容を話し始める。
「それでーどうだったのー?」
「ここから真っ直ぐ走って5分ちょいかなー。中程度の部屋を3つ跨いだ先にー相当な広さの部屋がある。そこでー激しく、交戦中だっ」
「んー階段は?」
「それはー見なかったなー。でもー敵側後方通路からー続々と新手がやって来てるからー、そっち方面にあるかもなーっ」
「うんうん。なるほどねー。あ、それとーまたーゴーレム?」
「おう。それはー残念ながらゴーレムだっ。更に大きい新しいヤツだったぜ。ニッヒヒ」
「んーそっかー。ゴーレム多いねー。小腹空いたのにー」
「んでー、どうする? 他の道でも探すかーっ」
「うんん。行くよー気持ち的にも最短が好きだからねーっ! よーし、みんなー聞いてーっ、……前方にー敵影有りっ! 速度上げてー、前進っ!!」
「「「ごっぶぶぶ!!!」」」
オイラ達はゴブ美の号令に
*
*
*
「さっきよりー黒いヤツが増えてるなーっ」
「……種族は……アイアンゴーレム……」
おお。
でかっ。
それとゴブ江からの周知で黒いヤツの正体が判明。
黒いヤツことアイアンゴーレムことアイアンのサイズは、ストーンゴーレムより更に三回りほどデカい。
形は、同様の寸胴型。
色は、黒光りの
「んー、ストーンゴーレムも沢山だねー」
「だなっ」
「それにー奥の通路からもー、続々来てるゴブよー」
「ほんとー広いわねーここ。っふふ」
「今までの戦場で一番デカいかもなっ」
「ニッヒヒ」
目の前に広がるは、先程とは比較にならない巨大な空間。
そしてそこにはゴブ達を迎え撃つために設けられたゴーレム数十体単位の横陣が、幾つも見られる。
更にそれに対してゴブ達が小隊単位で負けじと襲い掛かり、双方押し押されの混戦の様相を呈す。
「んー多いよねー。概算でー……」
「ざっとーロックゴーレムだけでもー、数百はいるかもなーっ。ニッヒヒ」
「だよねー。それに加えー、黒色のーアイアンよねー」
「だなっ」
入口である階段を降りて戦線から少し離れたゴブ達の後方部隊へ向けて歩きつつ、戦況についてあれやこれやと話し合うゴブ美・ゴブ郎・ゴブ吉。
そしてある程度歩み寄った時、こちらへ近付いてくる者が。
んー。
背丈からしてー。
ソルジャーより上のゴブリン・リーダー?
「おおーまとまった増援、やっとかーっ! と言うことはー、階段前のストーンを撃破してきたー感じかっ?」
「んーそうよーっ。こっちの状況も把握済みのよーねーっ」
話し掛けてきたリーダーに対して、ゴブ美が代表して応える。
「それはー少人数で突破してきたゴブ達からー、事情を聞いているからなーっ」
「ああーなるほどー、そう言うことねーっ」
「それにしてもー、……大所帯のようだがーっ」
「まあーねー。500ちょいかなーっ」
「ほー多いなっ! こっちはーご覧の通り、黒いのが邪魔でー突破できていない状況だっ! ……だがそれもー変わるっ」
戦場をチラッと見て、不敵な笑みを浮かべるリーダー。
「ん?」
「ゴーレムが増えるにも関わらずー打開策を見い出せずにいたところへ、丁度お前達がやってきた感じだっ! おっと、一応ここが最前線なっ」
「ならータイミング的にはー、良かったようねー。あ、そうだっ! 階段前のゴーレムは壊滅させたから、今後はー問題なく後続が到着するはずよーっ」
「おおーそれは良かった。久々の吉報だなっ」
「で、今はー?」
「2千以上で攻めつつ、ここ後方でー順番に休憩を挟んでるー感じだなっ」
「うんうん。なるほどねー。えーと、それでー押されてるところはーっ?」
「あそこだなーっ。そうそう。右側のー、奥のー……」
「んー黒多めよねー。でもーそこが肝心かもーっ」
「俺にはーどこも同じようにー見えるがなーっ」
「何となくだからー説明はできないけどねー。でもーたぶん重要になるはずよっ! だからー私達はー、そこへ行くわねーっ」
「おおー分かったー。 気を付けろよっ!」
「ん、ありがとーじゃねーっ!」
そしてゴブ美との話し合いを終えて、自分の隊へ戻っていくリーダー。
んー。
あそこねー。
オイラ同様に背を伸ばして、そっち方面を観察するゴブ郎とゴブ吉。
「話は聞こえてたと思うけどー、あそこの奥をー攻めるよー」
「んー壁伝えはー無理っぽいなっ」
「ああ、ゴーレムどもの橫陣がーサイドまでぎっしり。あれはー厳しいなー。ニッヒヒ」
「橫陣と橫陣の間をー抜くかー。それとも奥を諦めてー、手前のゴーレムから削っていくかーっ」
「うんん。奥から行くよー。そこに辿り着くまでには被害が出るだろうけどー先を目指すならー、それは必然かなーっ」
「……オイラはー賛成っ。そこを押し切ればー上手くいく気がするっ」
「お、進化してから戦闘に積極的になったなーゴブ太っ。その尖り方ー嫌いじゃーないぜっ! っふ」
「ゴブ太ーイイ感じだなっ。ニッヒヒ」
「よーし、みんなー行くよーっ! 負傷して戦えない者以外はー、前へ進めっ!!」
「「「ごっぶぶぶ!!!!」」」
そして再びゴブ美を先頭に、駆け出すオイラ達。
ゴーレム達の橫陣は互い違いに配置されているので、問題なくことが運べば、ジグザグに縫って進むことになる。
でも橫陣から
「前方、ストーン3体っ! どうする? 少し逸れるかっ!」
「横を衝かれるとー被害がデカくなるからー、そのままー進むよーっ。前方ストーンを突破するっ。続けっ!!」
掛け声と共に一段とスピードをグイグイと上げて、駆けるゴブ美。
それからスライディング気味に滑りながら、低姿勢で──
真ん中のストーンの横を攻撃スレスレで後方へ抜けて──
軸足一つで両腕を振り切り──
急旋回。
更に間を与えず勢いそのままに、後方からストーンの横腹を──
双撃。
──ズドドドドドゴンッ
「しまっ、ぐああああああっ!!」
腹が粉々に
ゴブ美のそれぞれの手には痛撃を喰らわしたピッケルが、誇らしげにキラリと光を反射。
そして透かさずに右側のストーンをゴブ郎とゴブ吉が。
左側をオイラとゴブ美で倒す。
「スピードは落とさないよーっ! そのままー、前進っ!!」
「「「ごっぶぶぶ!!!」」」
するとこちらの動きを警戒したのか、少し手前の橫陣からストーン5体が繰り出される。
んー。
オイラ達先頭組は、問題なし。
でも必死にこちらへ向けてドンドンと図体を揺らしながら走るストーンの移動速度から、間違いなく後ろが捕まる。
少し速度を上げてゴブ美の横を並走。
そしてオイラに気付いたゴブ美がこちらをチラッと見て、僅かに首を横に振る。
「ゴブ太ー、うんん。このまま行くよー」
「……っ」
「今、速度を落とせばーあの5体は倒せるけどー、他の橫陣からも次々と新手が来るよー………だからーっ」
「……分かったゴブ」
言わずともオイラの意図に気付き、優しく言い含めるゴブ美。
納得はできなくとも、理解はできる。
ゴブ美に頷き返し、速度を落とし元のポジションへ戻るオイラ。
「更にースピードを上げるよーっ! 隊列の間延びは気にせずー前進することに集中っ!!」
そのあとも何度か同様に隊列のお尻を削られるがスピードを落とすことなく邁進するオイラ達。
隊列は少し短くなってしまったけど、致し方なし。
そしてとうとう狙いの右側奥の橫陣前方へ到着。
見る限り押されてはいるけれど黒いヤツらに付かず離れず戦法で、どうにか粘ってる感じ。
「えーと、数はー?」
「ストーンが13でー、アイアンが25だなっ」
「やっぱー黒が、多いなー。ニッヒヒ」
間を置かずに陣頭指揮を執っているだろうゴブが近寄って来る。
「……ハイ・ゴブリン・リーダー……」
お!
リーダーかー。
タッパがあるけどー。
細っ。
「援軍ですよねー、待ってましたよーっ! いやー助かりましたっ!!」
加えノリが軽い。
そしてそこを気にせず質問するゴブ美。
「こっち側のゴブはー?」
「さっきまではー300弱でー、今は200弱。ご覧の通りーアイアンにやられ中ですねーっ」
「やっぱりーそうなるよねー。他の橫陣よりもーこっちの方へ、多めのアイアンが押し寄せてるものねー」
「はっ! まさかー狙われてる?」
「んー確定ではないけどー、可能性はーあるのかなー……」
「最前線だからーここのダンマスが見ながらー指示飛ばしてるとかっ」
そして自然と2人の遣り取りへ、加わるゴブ郎。
「はー、それはーガックリのーガッカリです。んーでもーなぜにー、ここを?」
「普通に考えるとーここが他より優秀に見えてしまったとかー。ニッヒヒ」
更にゴブ吉も参加。
「がはっ! あまりにもー残念過ぎる。はーガックリですよ。隣の橫陣で戦ってるゴブを知っているのですがー、彼は私より優秀なのでーそっちへ是非ともお願いしたい。ほんとーガックリですー」
「……ど、どんまいゴブ」
「が、がんばっ。どう見ても幸せ成分がー足りてなさそうだけどねー。っふふ」
取り敢えず励ましの言葉を添えるオイラと、
「どちらにてもー攻めあるのみーだけどー。えーと、ガックリさん?」
「いえいえーゴブ次でっ! みんなからはーゴブ次と呼ばれていますー」
「ゴブ次のところはー、一旦下がるー?」
「いえ、このまま攻め続けますねー。余力がまだあるのでーっ! それよりもー可能であるならばーアイアンの増援をどうにかしてほしいところですねー。あとはーそうですねー補充要員も欲しいところですかー」
「うんうん。了解。ならー200ほど置いて行くよーっ」
「おおーそれはー助かります。いやーほんとにっ! 感謝ですよーっ!!」
「気にしないでーっ。 ここはー戦況を左右しそうだから、当然の処置よー。うんうん、こんな感じかなー。じゃー、私達は行くよーまたねーゴブ次っ」
「あ、はい。分かりましたっ! それでもー機会があればー、生きていればー次戦で返しますねー。それではー気を付けてーお達者でーっ!」
「ゴブ次ーまたなっ」
「またー。ニッヒヒ」
「またゴブよー」
「っふふ。またねー」
ゴブ次との情報交換と軽い別れを済ませ、部隊編成をパッパッと終わらせていく。
狙うはゴブ次達が交戦中の橫陣の後方に展開しようとしている敵増援部隊ことアイアン達。
この部屋全体の均衡を崩して戦局をゴブ側へ傾けるには、敵側の増援を食い止めるのが重要。
それは、自明の理。
こちら側は8階から増援ゴブが随時来る訳で、数的にも自然と有利になるはず。
たぶん。
──コキコキッ
隣では小気味よい音を鳴らしながら、調子よさげに関節を伸ばしてストレッチをするゴブ美。
チラ見するつもりが、思わずガン見となり──
目が合う。
「っふふ。大丈夫よーゴブ太。どうにかーなるよっ」
「……っ」
無言で筋肉が綺麗だなと
「ならない時はー死ぬとき。んーでもーどうにかなるーかな。………感だけどねー。っふふ」
ついハッとする笑顔に吸い込まれるかのように、筋肉から顔へと視線を上げて見入るオイラ。
そして感情の
「……オイラもーどうにかー、するゴブっ」
ちょっとカッコ良い感じをチョイスしたかったけれど、シンプルな言葉になってしまった。
んー。
なかなか上手くいかない。
残念。
「っふふ。頼もしい限りねー。よし、小休止終了だねー。ではー出発しようかっ」
「うん。そうだねー。了解ゴブっ」
おそらく次は、更なる激戦。
そのためゴブ美との最後の会話になってしまうかもしれない。
でもこの何気無い遣り取りで、既に満足。
清々しい気持ちで次なる戦場である後方の奥を見つめるのであった。
⊹⊹⊹
真っ当なゴブ :んー
ピザ風味好き :ん、どうした?
真っ当なゴブ :終わる感じがー、しない
ピザ風味好き :ん?
真っ当なゴブ :いやいや、わかるっしょっ
:閑話っ
:そもそもー終わる気、ある?
ピザ風味好き :えー、終わるよー(棒読み)
:ラストシーンを決めてから書き始めたからね(キリッ)
真っ当なゴブ :はーっ
:まあ、いいや
:それよりーなんでー端折らないの?
:ラスト固定は致し方なしとして……
ピザ風味好き :んー、それなっ
:現在進行形で悩んではいるのだけどー
真っ当なゴブ :だけど?
ピザ風味好き :端折ったらタイトルの趣旨が……
真っ当なゴブ :『飛躍の兆し』?
ピザ風味好き :そうそう
真っ当なゴブ :それがー、どうしたの?
ピザ風味好き :成長過程を端折っての『飛躍』完了じゃー
:味気無さ過ぎでー、なんか違う(キリッ)
真っ当なゴブ :えーそれならー
:タイトルを変えればー
ピザ風味好き :え!
真っ当なゴブ :え?
ピザ風味好き :ガーン
真っ当なゴブ :ええーまさか
ピザ風味好き :はー
:3週間前に言って欲しかった(シュン)
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