第4話 鮭のパイにおにぎりに 未来にある魚の大きなプール

私、未来からのタイムトラベラー 今は19世紀末のフランスのパリにある

親切で裕福な方たちの御屋敷に保護されているのだった


「ふう」怪我をして 屋敷のベットの中で静養中


「マドマゼル‥エリシュ・茉奈(まな)さん お食事ですよ」

長い黒髪の少年いえ、青年がワゴンで食事を運んできた。


「メルシー、有難うございます」


食事のメニュー

「鮭(シャケ)のパイにジャガイモのポタージュ サラダにパン お茶にミルク

留学中の日本人の御姫様達から習った『おにぎり』ですよ」


「ええ!おにぎり!!」

「ウイ、マドマゼル 今度はスペインのパエリアもご用意しましょうね」

美形の彼はウインク 

「もう少ししたら一緒に食事をしましょうね」

それからジャスミンのお茶をカップに注いでから部屋を出た。


「ああ、ジャポニカ米だわ 日本で食べられている同じ品種」

「パイの鮭か‥お魚」


未来では巨大なプール

海流と同じ渦 ゆっくりと渦まき回転するプール


海水と同じ濃度で

出来たものの中で養殖されている食用の魚達 

あまり大きなものは洋食はされていないけど 


パイの中にはクリームスープで味付けされた大きな紅色の鮭がある。

暖かく ほんわりと湯気 食欲を誘う香りが漂う


「ああ、すごく大きくて美味しいわ 未来ではとても高くて‥」

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