間章 波乱の事件と再開 15
「早くしろ!!」
「コラ、待て、…置いてくな!」
と、男達は言っていて、言い争っているようだった。
「ふん!!」「がはっ!」
だが次の瞬間、女の力強い声が発せられ、ーー
続け様に、男の内の一人が呻き声を漏らす。
ほぼ同時にサーラは、身体の不自由から解放されて地面に尻餅をつくと、すかさず頭の袋を取り外した。
すると、目の前にはジュスティーヌがいた。険しい表情をしながら下を見下ろし、両手の拳を構えた状態のポーズをしている。
さらに、その足元には見知らぬ小柄な男性が倒れていた。中年程の年齢で、平坦な顔つきである。この地域の人々とは異なった見た目と特徴だった。
さらに続けて、ジュスティーヌが動きだし、見知らぬ男を足蹴にしだす。
対して見知らぬ男は呻き声をあげており、抵抗しようと踠くも、全く歯が立たない。
「何事ですか?!」
とジョンドが言いながら、ようやく駆けつけてきた。
また後に続いて、マーチスも追いかけてくる。
すかさずジュスティーヌが振り向き様に、状況の報告をする。
「申し訳ありません。…マーチス様、不届き者が現れたのに、早急に対処出来ませんでした。…今は一人は捕らえましたが、…もう一人にメローナ様が連れ拐われてしまいました。」
「な、なんだと!?…メローナちゃんが!!」
「そんな!…」
「…私の失態です。…すぐに後を追いかけます。」
そのまま大人達は話をしており、対処の仕方を考えている。
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