2話 3章 玉葱ソースの鹿肉ハンバーグ 14

 「…いやぁ、言葉にならない旨さだ!…柔らかいのに肉肉しい。…甘しょっぱい味のソースも合うのぉ。」

 さらにマーチスは、大絶賛している。食器を動かす手を止める事なく、ハンバーグも切り分けずに丸のまま食べて、瞬く間に完食してしまう。さらには、

 「おい、ブランモン。…おかわりをくれ!」

 と、空の皿を差し出した。

 「は、はい!…只今、用意します!」とブランモンも、すぐさま皿を受けとると、再び同じ料理を作り上げて提供する。

 「ど、どうぞ!」

 「んぐぐ、…おかわり!」

 それをマーチスは受けとると、また食事をしだすと、また一瞬のうちに平らげてしまい、お代わりを要求した。

 「どうぞ!」

 「お代わり!」

 「ど、どうぞ。」

 「お代わり!」

 「…ど、…どうぞ!」

 「お代わり!」

 「…ど、…どうぞ!」

 「お代わり!」

 その様な二人のやり取りは、何度も繰り返される。

 村人達は、目の前の光景に唖然としていた。全員が口が開いた状態のまま、微動だにしていない。

 サーラも驚きのあまりに、両目を見開いているのだった。

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