2話 3章 玉葱ソースの鹿肉ハンバーグ 8

 「ぬぅ、…そうなのか。…いつもと違う狩人に頼んだから、そんな部位を渡してきたのか、ならば困ったなぁ。」

 それをマーチスは聞き、やや納得するも、渋い表情をしながら唸っている。

 またブランモンも、おどおどした様子で周りを見渡し、周囲の人々に視線を送り、助けを求めているようだ。

 そこへサーラは席を立ち、すかさず話しかけた。

 「お肉が柔らかくなればいいの?…なら私、良い方法を知ってる!…私が調理しようか?」

 「何?」とマーチスは驚きながらも、顔を向けて興味深そうに、両目を輝かせて見つめてくる。

 「えぇ?!…お客様に、料理をさせるなんて、……。」と、ブランモンは戸惑い、慌てふためいている。

 「だったら、ブランモンさん。…あんたなら、この娘の話を聞いて、調理をする事は可能だろう?」

 すると今度は、ばあ様が提案してくる。

 間髪入れずに、マーチスも同意してきた。

 「ほう、確かにそうだな。…面白そうじゃないか。…是非ともやってくれたまえ。…君も、それで構わんな。」

 「は、はぁ。…それなら、大丈夫です。…」

 と、ブランモンは渋々ながら頷く。続けて、サーラの側に寄って行き、話を聞き出した。

 「それで、お嬢様。…料理は如何様にすれば、…。」

 「にひひ、えっとね。…」

 その後にサーラは、にんまりと笑うと、顔を近づけて耳打ちしながら、指示をだしていた。

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