俺と女神様の異世界夫婦生活

登場人物紹介

　主な登場人物

　・出望桐夫（でもうきりお）→キーリオ・ディーモー

　本作の主人公。３５歳（没時）/１８歳。

　異世界「アロゥ・コスモス」での姿は、銀髪碧眼、体格は普通、顔は平均より少し上。

　元はどこにでもいる普通の日本人。容姿は平凡、身体能力は人並み。両親を若いころに亡くしており、孤児となった彼は親族の間を盥（たらい）回しにされていた。

　就職した企業が超絶ブラックで心身ともに憔悴（しょうすい）し切った帰り道で暴走車に撥（は）ねられ死亡する。

　その時、女神（天照大神）が現れ、部下の手違いで死なせてしまったことを陳謝され、お詫びとして知り合いの神が管理する異世界に転生することを提案されるが、人生に疲れ切っていた主人公は、その誘いを断る。

　しかし、転生先の手続きが既に完了しており、取り消せない旨を告げられ、困っていると女神が希望を一つだけ叶えるといわれたため、考えた末、女神「本人」を要求する。

　戸惑いながらそれを了承した女神によって、「魔物」が生息し、「剣と魔法」がある異世界「アロゥ・コスモス」に転生する。

　前世の人格を「封印」された状態で辺境の下級貴族ディーモー男爵家の次男キーリオとして転生した「彼」は、成人となる１８歳で家を出た時に出会ったイリス（転生した天照大神）によって「封印」を解かれ、本来の人格を取り戻す。なお、１８歳までの人格（ディーモー家次男の「キーリオ」）は、イリスの手により「永久封印」させられる。

　通名（とおりな）は「ケリー」（「キリー」だと言いにくいため）。イリスからは「旦那様」と呼ばれている。

　「太陽神の加護（極大）」を受けており、各種能力（主に戦闘関係）も飛躍的に上昇するが、副作用で年を取る速度が神と同じになる。

　・アマテラス（天照大神）→イリス・ソルティオス

　ヒロインで主人公の嫁。０歳（身体年齢）/２５歳（人間年齢換算）。主人公の世界で信仰されている太陽神が転生した姿。見た目はハイエルフで、金髪ストレートで翡翠の瞳をしており、容姿端麗で見事なプロポーション。身体は本人（天照大神）が造り出したもので、「旦那様の好みに合う『器』はこれが最適」という理由でこれ（ハイエルフ）にしたらしい。

　神格は「大神」で、異世界「アロゥ・コスモス」の創造神と同列。そのため戦闘力は絶大で、その気になればこの世界「そのもの」を消滅させることも出来る。その為、地上の知的生命体とは「基本」関わりを避ける。

　主人公を異世界転生させるための条件で、主人公と共に異世界に転生する。

　主人公が成人したタイミングで転生し接触、前世の記憶を蘇らせて約束通り主人公の「嫁」となり、ともに安住の地を求めて世界を旅することになる。

　ちなみに、主人公の人格を封印したのは彼女で、曰く「成人になるまでに変な知識を刷り込まれて、性格が変わるのが嫌」という事らしい。

　実は、前世から主人公のことを気にかけており、陰から見守っていた。そのため、「嫁」として転生した後は、何の柵（しがらみ）もないため好き好きオーラ全開になる。

　主人公からは「イリス」と呼ばれている。偶に「天照様」と呼ばれるのだが、その時は敬語になるため不満らしい。

　普段は主人公と一緒にいるが、天界に用があるときは「本体」が天界に戻るため、「器」であるイリスは「人形」状態になる。