君の心を満たすもの
暁 夜星
プロローグ
オーバードーズ。その言葉を聞いて、何とみんな思うんだろう。病んでいるだとか、イタイことしてるねだとか。幻聴なわけじゃないけど、そんな言葉が聞こえた気がした。
私ってなんなんだろう。
だけどもし、暗い闇の中で手を差し伸べてくれる、光のような存在があれば。こんな私でも、「好き」の一言を言ってくれるのなら。
…そんな人、いるわけないけど。
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