12月31日

今日でこのマグロどもとお別れだと、さすがに新年の朝に清々しい空気を吸いながらマグロを視界に収めるなんてまっぴらごめんだという思いで和とともにマグロを処分すべく作戦を立てた。ぶっちゃけて言えば鍋蓋で防御しつつ木刀でぶん殴ってみる。ダメだったら包丁で捌くといったアバウトな感じで実行した。


結論から言えば作戦は成功した。大きな犠牲を伴って、だが。


木刀を嬉しそうに振りかぶる和、鍋蓋で防御しつついつでも和を守れるように和の後ろで待機してる俺。


和が木刀で殴るとマグロは水揚げ直後ぐらいに左右にバタバタ暴れ出した。何となく体が上にもぞもぞ動いてるような気がした。反撃がないので何回か和が殴るがマグロは殴られる度に左右に暴れる速度と振れ幅が大きくなっていった。最終手段である包丁を投入した。木刀ならまだしも包丁を和に持たせるのはさすがに不安だったから俺が直接手を下すことにした。どこを狙えばいいのか素人の俺にはわかるはずもなく、たまたま目の前にあったマグロの眼球に包丁を突き立てた。

直後そのマグロがこれまでの暴れようが嘘のようにピタッと動きを止め、目から涙にも見える透明な液体を流しながら残りのマグロ2本を見るとバタッとその場に倒れた。


ページが足りなくなった。残りは次の日のとこに書くか

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