第38話 人生の転機は、そのとき気付かない。

 ある一時期を振り返って、あのとき、あの場面がターニングポイントだったのかな。そう思えることが振り返ると幾つかある。


 人との出会いもそうですし、事故や怪我。

 そして病気。

 仲間との決裂。

 妻との出会い。

 人間には様々な転機がある。


 このターニングポイントを少しでも良い方向へ向けたいなら、やはり日頃の行いが物を言う。邪気を払うと言いますか、常日頃から善行を重ねる必要があるように思うのです。


 やはり悪事を繰り返していると、どうしても悪い人たち、詐欺師みたいな人たちが自分の周りに集まってきて、流れを悪い方向に引っ張ってゆくような気がするのです。


 犯罪者の身の回りには犯罪者のような人たちが集まり、相手の目を盗んで悪さしようとしている人たちの目は本当に下卑た卑しさが漂うものです。


 常に自分を律し、正し、正常なベクトルを発する。

 そうすることで良い運気を呼び込み、良い人たちとの出会い、前向きなサイクルが生まれるように思います。


 繰り返しになりますが、もし良い運気を呼び込みたいなら、まずは自分が変わることです。


 周りが何もしてくれない。

 自分には魅力がないのかもしれない。

 そう思うのではなく、自分が太陽になればいいんです。


 自分が周りを照らす存在になればいいだけの話です。

 人生の転機は残念ながら自分には気付かないことが多い。


 そしてそのとき、その場面では、自分がターニングポイントのゾーン(領域)にいることすら気付かない。だからこそ良い環境に身を置き、常に自分を正しておく必要性を感じます。


 悪い運気を引き寄せる人。

 それは自分のスタイル、習慣が呼び寄せていると思ってください。


 人は変われます。

 今この瞬間からでも、明日からでも、1年後からでも2年後からでも自分を変えるのに遅い早いはないと思います。


 もし今の自分を少しだけ窮屈に感じているのなら、人間関係につまずいていると思うなら、それは転機で、自分を変えるチャンスだと思ってください。


 人が何もしてくれないのではなく、人が自分をどう思うかでもありません。自分が周りをどう思うか。どう考え、これから先、どう行動するかです。


 人を変えようなんて思っちゃ駄目です。

 人を変えるのではなく、まずは自分が変わらなくては駄目です。


 人は自分を映す鏡です。

 鏡が曇っていれば、自分も曇って見えます。

 自分が曇っていれば、周りも曇って見えるはずです。


 人生の転機をどうか成功へと導いてください。

 ウィン・ウィンの関係を築きましょう。

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