第31話 何もしたくないとき、それは心が疲れてる証拠です。
人はやる気に満ちた状態を本来の自分の姿と重ね合わせる。
だから平気で無理を続けてしまうのでしょうし、それが負担になり、心に病を抱えてしまうこともある。
人間は常にやる気のある状態ばかり続くとは限りません。
時には何もしたくないこともあるでしょう。
椅子に座っているのが苦痛に感じられることだってあるかもしれない。
あまりにも頑張りすぎる人は、得てして、バーニングアウト症候群に陥りやすい。燃え尽きてしまうのだ。
何もやる気が起きない。
それはイコール。
頑張りすぎた。
少し休みなさい。
というサインのような気がしてならない。
心の中の水がめに水が満たされていれば、自然と水は外側にこぼれるはずですし、心の内に伝えたい言葉が貯まれば何かを発信したくなるはずです。
もし、やる気が出ない。
何もしたくない。
エネルギーが内から外に向かわず、外から内に向かっているのなら、あなたは少し気を静め、心と体を休める必要があるように思う。
何度も言いますが、もし、心の花瓶に水が満たされているのなら、溢れ出た水は外へ向かって静かにこぼれるはずで、自然とエネルギーも発散される方向に向かう。
何もしたくない。
仕事以外で、もしそう感ずるなら、あなたは少しばかり荷物を肩からおろし、ぶらっと旅に出るか、家の中で心のリフレッシュに専念すべきかもしれない。
無理が続けば、どこかへ、ひずみが生じる。
ある人はストレスで不眠や肩こりなど不調を訴えるかもしれませんし、ある人は積み重なった気苦労で、心に変調をきたすかもしれません。
何もしたくないとき、それは心や体がお休みを欲しているシグナルではないでしょうか?
何もしない日を最低でも週に1回は設けるべきだと思います。
心を空にして、すべてを遠くから眺めること。
これも大切なことです。
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