初心者こそ「三題噺」を

 今回は執筆初心者向けです。今までの回でショートショートを書きましょう、とおすすめしてきました。でも、「書くネタがない!」となるでしょう。結論から言うと「三題噺を書きましょう」です。



 三題噺という言葉、アマチュア小説家の方なら一度は聞いたことがあると思います。簡単にまとめると「三つのお題を入れつつ、一つの話にしよう」です。



 ショートショートもしくは短編と三題噺は相性がいいです。三つのお題という縛りがある以上、長編にすることは難しいからです。



 他の回でも書きましたが、初心者は「質より量」と思います。最初から質が高いものを書けるはずがありません。フォロワーや星★がつかなくてもめげないで、まずは量をこなす。ただ、漫然と書くのではだめです。後日、分析して構成力・文章力をあげましょう。



 では、三題噺のお題はどうするか。ネット上には三題噺スロットなるものも存在しますが、どうせカクヨムで公開するのなら、柴田 恭太朗さまが開催されている自主企画に参加することをおすすめします。一週間に一度のペースでお題が変わります。それに他の方が、同じお題でどのような作品を書いたか、読み比べるのもためになります。



 ネタがない場合は自主企画に合わせて書くのもいいかもしれません。最近であれば「お正月にあった作品募集」などの自主企画がありました。こういう企画は長編では書けないので、必然とショートショートや短編になると思います。



 まあ、結論としては「量をこなせ! 三題噺がおすすめ!」となるでしょうか。皆さんの参考になれば幸いです。

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