第10話(ザマァ)いじめっ子引っ越す。

出木杉くんは積極的に授業を受けるようになり、テストでも満点の成績を取るようになりました。

出木杉くんは字も綺麗だし、授業内容を書き写したノートは凄く綺麗で見やすいノートになっていました。


未来で先生達に見本のノートを見せて貰って、同じように授業内容を綺麗にノートにまとめる事ができるようになりました。


可愛い女の子と仲良くしている出木杉くんを睨みつける様にいじめっ子が見ているのでした、、、



いじめっ子から空き地に呼び出された

出木杉くん。

いじめっ子は難癖をつけて殴りかかりますが、出木杉くんは軽く避けてしまいます。

『僕たちから奪った漫画やおもちゃを返してよ。

それに、もう野球やサッカーを君とやるのは嫌だ。

僕の家もきみの親に治療費と慰謝料を

請求するから!』

と出木杉くんが言うと怒り狂って、いじめっ子は殴りかかってきます。

「もう許さねえぞ!」

いじめっ子はバットで出木杉くんを殴ろうとしました。

まったく手加減をしていません。

出木杉くんが避けたので土管を叩いてしまいバットは折れてしまいました。



その姿をカミナリさんが見ていました。

『出木杉くんだったね?、君は帰りなさい。この子はみんなで送っていくから。』と言われ出木杉くんは家に帰りました。


その後、カミナリさんと近所の人達は

いじめっ子を引きずって家に連れて行きましたが、100人以上の大人がお店を囲みました。

『この子は女の子と仲良くしている出木杉くんが気に食わないと言って何度も殴りかかっていたぞ!

出木杉くんは取られたおもちゃや漫画を返してほしいと言っていたぞ!

それに思いっきりバットで殴ろうとしていたぞ。

完全に犯罪じゃないか!!』

『あんた達はどんな教育をしてるんだ!

殴るのを全然我慢しようとしていないじゃないか!』

『全然反省していないのなら、我々としても考えがある!』



いじめっ子の両親は被害者のケガの治療費を請求されていましたが慰謝料も請求される事になってしまいました。

一件あたりの金額は10万円くらいと

妥当な金額でしたが、被害者が多いので

200万円を超える金額になりそうです。

『いじめっ子にアルバイトをさせて、

自分のお金で弁償させなさい。

そうしないと、この子は懲りないでしょう。』とカミナリさんはお母さんに言いました。


いじめっ子は空き地の使用を禁止されました。


いじめっ子の両親は店と家を売って

引っ越して行きました。

お店の売上が赤字になってしまったの

です。


いじめられていた子ども達はみんな

喜びました。


子どもたちは、『いじめっ子に対しては

集団で対抗しよう。』と中学に上がった時のいじめっ子対策を考え始めるように

なりました。


実際に中学生になった時、改造制服を着た生徒がいたのですが、出木杉くんと

小学校の仲間たちが集団で戦って勝利しました。


出木杉くんと彼の仲間たちと中学のおとなしい生徒達は高校に進学後もいじめっ子に対しては徹底的に戦う集団を作って多数派工作をして対抗する様になるのでした。


カミナリさん達が怒ったのは、今までのいじめっ子の酷い暴力を見ていたからです。出木杉くんや他の子ども達が

どれほど苦しんでいたかを考えると、

怒らずにはいられなかったのです。


いじめっ子がガラスを割ったり盆栽を壊したのに他の子どもに罪を押し付けたりもしていましたしね。


『おとなしくなるのは一時だけ、か。

何も反省せずに、懲りもせずに暴力を振るうなんて。』

カミナリさんはため息をつくのでした。

この人もかなりの被害を被っています。

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