◯◯予報

 明日の仕事行きたくないなぁとベッドに寝転がりながら、スマホでラジオを聞いていると、


 明日の予報です。

 と、耳障りなノイズとともに聞こえてくるざらついた男性の声。


 一拍置いて、男女ともつかぬ悍ましい悲鳴や、何かがぱきりぱきりと砕ける音、べちゃりと濡れた音が部屋に響く。

 もしかしてブラック企業が潰れる予報ですかと勢いのまま前のめりでスマホに聞いたら、そのままぶつんと切れやがった。おい、予報はどこ行った。

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