応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 感想への応援コメント

     共感が強いです。響、雪風に関しては特に。
     私が見た時は、兵器などに対する細かいツッコミが溢れ出てきましたが、そんなもの気にもならない程に没入できました。銃身とか斜傾とか完成していない兵器とか計算上ありえない性能とか関係ない。戦争の象徴であるゴジラと、心震わせる人々の抵抗。そこには見る者に訴えかける力がありました。
     シン・ゴジラが政府を中心とした反撃の物語だとしたら、ゴジラ−1.0は個人個人の総算である奮起と贖罪の物語。
     オマージュらしきシーンもありました。
     −1.0の主人公が最初のゴジラを撃っていれば、倒せた可能性は高いです。
     シンでも第1形態ゴジラをヘリが撃っていれば、倒せたらしい話を聞きました。
     対比もあります。
     シン・ゴジラはその責任と意志は政府に帰属し、全てを為すのは政府という集団です。
     −1.0では政府が動けず、責任と罪悪感は全て当人に押し付けられていました。故に、彼の戦争は終わらなかった。
     
     シンを意識しているのは間違いないでしょうが、そもそも領域の違う基盤で成り立つ−1.0。
     私が思うのは、『終わりない絶望を終わらせるという夢』が−1.0だったのではないかということです。
     夢は叶うとは限りません。ですが、目指さないことには結果は生まれません。夢を目指す者は、現実を定めなければなりません。
     主人公は、ゴジラ討伐前に現実を見る目をしていたように思えます。

     実に心惹かれる感想でした。誠にありがとうございます。