第3話「君の虜だ」

つたない愛だ

表現も何もかも

まだ不慣れで

照れるくらいが最大限で


だって君の前

頭は真っ白になって

全て考えられなくて

伝えたいことが

伝えられない


好きとかそういった事は

もう当たり前で

でも好きより愛を並べて

もっと身近にもっと近くに

心がくっつくまで


親しくなりたくて

でも君は僕の上を何度も超えて

予想を超える愛をくれるから


ほんとにもらってばかりで

愛しさが心ひとつじゃ足りないくらい

容量を超えるから


もう、拾い集めるだけで

感じて、感じて、浸る暇もないくらいに

キラッキラだから


僕はまた、君の前、

白紙になる


ほんと、ずるいよ

君は僕の全てを奪っちゃうんだ

再起不能なくらい

くらくらしちゃって


もう声を聴くたびに

心も顔も真っ赤になるから


ほんとにずるいよ


ほんとに君は、僕の女神で

逆らえない愛の虜になっちゃたよ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る