第3話 あれ?
さらに翌日。カエデから会おうと言われてソウは二人でカラオケへと遊びに行く。二人はドリンクを飲みながらカラオケで歌っている。
ソウは推しのカエデの歌に、うっとりしている。幸せだなぁ、そう思うソウ。
違和感はソウから無くなっている。カエデの歌に夢中になって聴いていたソウ。
カエデは席を外すね。そう言ってカラオケ部屋から出ていくカエデ。
ソウはカエデがトイレに行ったかな。そう思った。五分、十分、三十分。カエデは戻って来ない。
ソウは心配になってカエデに電話をかける。プルルルル。カエデは電話に出た。
「カエデ? どこに行ったんだよ?」
「え? どうして?」
「さっきまでカラオケに居たじゃないか」
「え? 私はずっと家に居たけど?」
プツッ、ツーツー。
あれ?
そんなはずはない。さっきまでカラオケに居たカエデ。カエデがウソを言っている?
ソウは違和感を感じる。カエデはウソを言うような人ではない。
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