能力者の蔓延る世界で諸事情により、手を抜きたいチート能力者!?

answer9

日常

−3 years ago−


??)... オキテ..オキテ!...お兄ちゃん!!


契離 蓮)ふぁぁ...なんだ、綺(あや)かよ。どうしたんだ、こんな朝っぱらから。


契離 綺)どうしたもこうしたもないよ!学校遅刻しちゃうよ‼︎早く着替えていかないと間に合わないよ‼︎ほら急いで!!!


蓮)分かった、分かったって、そんな引っ張んなよ。


俺は契離 蓮(ちぎり れん)そして、今俺を起こしてくれたのが妹の契離 綺(ちぎり あや)である。この世界は能力と非能力者に分断されていて、能力に応じてランクで区別されている。ランクはF〜Sまでで区別されており、非能力者は最低のFランクである。Fランクの人間は全世界人口の1/10にも満たない程少なく、軽蔑され、差別されている。そして俺はその"Fランク"だ。


蓮)にしても、綺は良いよなぁAランクとか俺が何しても追いつけねぇわ。


綺)世間一般から見たらそうだろうけど、私だって苦労してるんだからね。期待されるし、注目されるし、私も大変なのよ!私は逆にお兄ちゃんが羨ましいよ!


綺はそう、ムスッとした態度で言ってきた。

蓮)だとしても親に何言っても、分かってくれねぇじゃん。綺を除いて、皆んな俺を馬鹿にしてくるしさぁ、何でもかんでも俺を引き合いに出そうとしてくるし、良いことなしだぞ。

おっと、教室着いたわ、じゃあな。


綺)帰り、東校門の前で待ってるね。じゃあ頑張ってね。


と言い、自分の教室に向かって行った。

蓮)はぁ...憂鬱だわぁ、

そして教室の扉を開けた。

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