意味がわからない
オレと距離のやたらと近い莉央さん…
どうしようかなと思いやんわりと、少し離れようかって言ってみたんだよね…。
そしたら、え〜恥ずかしいの?んも〜そんなこと言ったらこっちまで照れるからぁ♡なんて言ってくるし…
…
しかも声でかいし…
…
ボランティアをはじめたばっかりに、色々莉央さんとは、話さないとならない状況だし…いまさらボランティアやめるわけにもいかないもんな…。
困りながらもボランティアの日は、ほぼほぼ莉央さん同伴状態だ。
…
そんな同伴状態のなかボランティアに向かうと、生徒会長がオレたちをみて
「若いわぁ。青春を謳歌しなさいな」
と、意味のわからないことをいい微笑みながら生徒会室へと入って行った。
…どういう意味…?
よくわからなかったけど、まぁ…うん…。
そうですね…という感じだ。
生徒会長のお言葉を聞いた莉央さんは、
「はい、生徒会長様。貴重なご意見ありがとうございます‼︎」
と、嬉しそうに返事を返していた。
生徒会長は、しっかりしていてお姉様的な存在だ。
そんな生徒会長を莉央さんは、とても尊敬しているようだ。
奈留実も尊敬しているのかな…?
ってか、なぜ奈留実はこの前生徒会室に入っていったのだろうか…。
ボランティア活動するたびに、色々起きている気がする…のは、オレだけだろうか。
そして…相変わらず奈留実に付き纏っている蒼梧…
かれぴと別れたんだね。寂しかったらいつでもオレの胸に飛び込んでおいでよ。なんて奈留実に言っていた。
で、あんたの胸には虫しか飛び込んでこないわよ。
なんて言われてたっけ。
奈留実とは、きちんと話したいけど…ボランティア活動中は、きちんと活動しないとだし…休み時間は避けられてばっかりだし。
チャンスは、いつやってくるんだろうか…。
そんななか、ボランティア帰りに莉央さんに話しかけられていたオレは奈留実を見かけた。
あ、奈留実…と思っていたらいきなり莉央さんが奈留実に、
「あー、奈留実さん。バイバーイ」
と覇気のない目で奈留実に手を振った。
な、なに?この呼んどいてその…嫌な感じの挨拶…は⁉︎
この洋服あったかいねー。汗がでるーって言いながら震えているような…そんな状況…
奈留実は、莉央さんに呼ばれてこっちをみて、オレがいるのにも気づいたようだ。
でも、パッと目を逸らして莉央さんに
「さようなら。」
と、サバサバと挨拶返しをしてスタスタと行ってしまった。
奈留実…
一瞬だったけど、ひさびさに目が合ったようにおもう。
ってか、この二人って…どういう関係なんだろ…
続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます