第6話

知っているのは身体能力の向上、闇属性の魔法が使えるようになるらしい。

眷属にされた本人には詳細にわかるそうだ。

自殺するつもりのとこに、ある意味真逆の事をしたが、死ぬ気だったのならかまわんだろう・・そう思ったが彼女には違う言葉を伝えた。

「君は僕の眷属1号だ、光栄に思えよ」・・上から言ってしまった。

彼女は、僕の居たこの深部に辿り付くまでに失っていた片目と片腕、ぼろぼろに爛れた皮膚が見事に再生して超美人ではないが、そこそこの、10人いれば2~3番程度のかわいい子になっていた。

彼女は一時とまどっていたが、自身の能力を理解できたらしく、しっかりと頭をさげてお礼を言ってきた。

「町でいじめられていた私にこのような力を授けて下さりありがとうございます。主様の初めての眷属にしていただき大変光栄でございます」

欠損の修復と能力向上、彼女は喜んでくれたようだ。

「私には主様にお返しできる物がございませんが、よろしくおねがいします。」

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