まず文字数が、ギリギリのギリギリ!すごいですね。
タグがお遊びっぽくなっているので、どこかでコメディに転ぶのだろうかと思っていましたが、そんなことはありませんでした(笑)
英雄としてこの先名が刻まれ続けるのは、彼にとっては罰であると同時に、生きる理由にもなってくれそうです。
作者からの返信
谷地雪様
書きあがったら13,000文字もあって、完成された物語から三千削るって、それはそれはもういっぱいカットしました。タグはその慰霊碑のようなものです。
パナスの民たちは子々孫々まで災害から命を救ってくれた騎士として語り継ぐでしょうし、この騎士は本当に幸運の星の下に生まれついていて、行く先々でも何気ない行動で人を救うという設定があります。
最後までお読み下さってありがとうございました!
予想を超えた深い結末でした。愛で迷う心の救済をこの様な方で締め括る。凄いというよりも、深いと感嘆致しました。行き場のない想いをまた未来の愛に生まれ変わらせる。こんなに、暖かく、優しく、愛を扱えるなんて! 素敵な物語をありがとうございました。あっ、昨日はありがとうございました。お疲れ様でした(^ ^)
作者からの返信
福山典雅様
お読み下さってありがとうございました!
今回は「絶対叶わない恋だと分かっているけど」というのを物語の中心に据えてみました。深いと言っていただけて、とても照れております。
実際のところ、この後騎士はどうなるのでしょうね。
いいオッサンになったくらいで、若い娘に全力で言い寄られて「いやしかし俺には忘れられない人が……」とかウジウジしていてほしい気もします(鬼畜
こちらこそ昨日はオンライン忘年会の仲間に入れていただいて、ありがとうございました!とても楽しかったです!
結末までハラハラしながら読ませて頂きました。
最初はこのまま逃避行が続くのか……と思っていた所に、「え?いや、敵の罠かもしれない……」と言う事態、そこから一気に続く予想を良い意味で裏切る驚きの展開の数々、そして最後に訪れた、どこか寂しく切なくとも納得の結末……。1万文字以内と言う短編コンテスト参加作品の条件の中で、「起承転結」「どんでん返し」という言葉を見事に体現した物語、本当に面白かったです。
王女も騎士も、そしてパナス王国にも、幸せな未来が訪れる事を祈らずにはいられないです。
作者からの返信
腹筋崩壊参謀様
ハラハラと見守って下さって、ありがとうございます。
読み手様を振り回してしまうタイプのストーリーだったので、結末に納得していただけるかどうか、とても心配していました。面白かったと言っていだけてホッとしています。
腹筋崩壊参謀様が祈って下さったのですから、必ずやアンは生涯幸せに暮らし、騎士も行く先々の国で、たくさん民を救済することでしょう。
編集済
完結、お見事でした。ありがとうございました。(準備合ってのこととはいえ)面白い作品を矢継ぎ早に、お疲れ様でした。
先日、限定ノートで匠仕事前の、触りだけ!でご紹介頂いた時には「2回、ひっくり返してやんよ!見てろよーっ」みたいな事を仰ってて、Kさんがコメントとかで「見せてもらおうか、月子の実力とやらを」ってなってて、うーっわ、大変にゃこれ、めっちゃ面白いことになってるにゃ、場外乱闘かもにゃ!って、楽しみにしてたんです。(ちょっと盛ったかな、ひどいにゃ)
私はこのお話、最初の騎士の嘘がバレたとこ、それが図らずも一国を救ったとこ、もう一個、アン様のお裁き確定のとこ、で3回はビックリしましたよ。
これを1万文字に収める……むぅ、ポノフィッシュも浮かばれたことでしょう。
いつも通り纏まらないけど、私は参りましたー。
作者からの返信
ひかげねこ様
書いてはあったのですが、削る段階でこんなに時間がかかるとは思いませんでした。
多分K様は心中で「(私のハートに)当たらなければどうということは無い」とも仰っていて、新タイプ的宇宙戦がくりひろげられました(適当)
乱高下して、最後はきりもみしながら落下するみたいな展開にしたかったので、3回ビックリと言っていただいてとても嬉しいです。ありがとうございます。
ここでスペースをお借りして補足説明を。
※ポノフィッシュとは
1話でアンが子供たちに「釣れますか」と話しかけた時、誰の釣った魚を食べてもらうかでワチャワチャするシーンがあったがカットされた。
そこで登場した架空の白身魚がポノフィッシュ。皮目をカリッとバターで焼いて、レモンを添えるとおいしい。
月子さまのことですから、ありきたりな物語ではありえないだろうと予想していても、このような構成で来るとは想像すらできませんでした。
近況にて、序盤の開示があり、なんと絵本調の物語だろう。さては絵本作家への道を模索し始めたのですね? と勝手に勘違いしてしまいました。
これは愛の物語です。
想いに対し「罪」と言う返事を突きつけ、そこには「忘れろ」ではなく「忘れずに生き続けろ」という誓約を求める。
悲恋ではありますが、アン王女の選択としてこれ以上のものは無いと確信します。
さすがのストーリーテラーっぷりに感嘆を覚えております。
作者からの返信
K様
え……ええ、まぁ、ありきたりなんて、ありえませんことよ。
(どうしようどうしようどうしよう)
散々サポーター様たちに期待を持たせるようなことを嘯いて開始した物語だったので、マウスを握る指がつりそうな心地で掲載しました。
「叶わない恋」を、私の最大振幅でドラマティックに動かしてみたら、このような結果となりました。
アンが最後に騎士に捧げた言葉が正解だったという自信は無いのですが、彼女の想いに嘘はありません。
K様からの、これ以上ない選択との太鼓判に安心しました。
なんて素敵な采配でしょう。
「私のことは忘れて遠くで幸せになりなさい」ということですね。
確かにこの国にいたら、ずっと「愛した女性」を忘れられません。
アンの優しさがあふれていますね。
作者からの返信
綾森れん様
アンの采配を優しいと言って下さってありがとうございます。
実際、上司(王子)の妻に横恋慕したのがバレたのに、このまま国に留まるって、かなり気まずいですよね。針のムシロです。
アンは騎士の気持ちには応えられませんでしたが、彼がこの先幸せでありますようにと心から願いました。
ご完結、おめでとうございます。
なんて不思議な、不思議なおはなし。
アンも騎士も、主人公なんだけれど、驚くような奇縁が彼らの物語を作ったんだけど、でも、視点がずうっと未来にあるような気がして。
ながいながい物語の、最初の一話。
むかあし、ね。我ら一族の高祖は、英雄だったのさ。追放された英雄……その人が愛した女性の名は、アン。これは、世界のはじまりの頃の、物語……。
……ごめんなさい、うっとり妄想。
素敵なおはなしをありがとうございました。
作者からの返信
いち様
読了ありがとうございました。
身勝手が起こした奇跡は、不思議としか言いようのないできごとでした。
この恋で死んでもいいと覚悟した、なのに道は続いてしまった。
英雄はどこへ旅立ち、行く先々でどんなできごとに出会うでしょうか。いつか愛する女性と出会って、我が子をパナスへ送り出せるでしょうか。
私も妄想の翼を羽ばたかせたまま、この物語を閉じました。
美しさは、罪……
作者からの返信
にわ冬莉様
お姫様が誰からもめちゃくちゃ愛されるお話ってあるじゃないですか。
その「愛されたいようには、愛されなかった姫」バージョンを書いてみました。
美しさは罪、恋は病でございます。