結果論ではありますが、誰かの蛮行が歴史上のターニングポイントになる事は確かにあるのですよね。
他者評価は比較評価なので、時と場面によって正誤も善悪も変わってしまう。
騎士にとっては、英雄視される事は何よりも辛い事なのかもしれませんね。
作者からの返信
K様
悪意をもって嘘をつき、皆を騙した。でもそれによって、誰も死なず、何も失われなかった。
では彼は、罪人なのか英雄なのか。人それぞれに、解のある問いだと思います。
とは別にですよ
>騎士にとっては、英雄視される事は何よりも辛い事
これを読み取っていただけて、もうホントに死ぬほど嬉しいです。
ラスト7話でアンの登場前に、王様がお沙汰を言い渡すシーンがあったのですが(普通は当然そうなりますよね)ここで、英雄的功績を称えられて、騎士が絶望的な顔をするという描写を泣く泣くカットしたのです。
ああ、もうホントに慧眼の慧様ぁ!
奇跡のハッピー展開!
善し悪しは別にして、やはり誰も死ななかった点をワタシは評価したい。
自分の好み的に!
作者からの返信
ハマハマ様
コイツ全然ダメだわ、というシーンをひっくり返してみたくて、このお話を考えました。
翠の騎士は、善し悪し的には間違いなく悪しで、人の迷惑を顧みない上に、自分の尻を拭くつもりもなかったという破滅的キャラクターです。
なのに……あれ、おかげでみんな助かったやん。
というポカーン感を書いてみたかったのです。