占い
運動会の帰り。
わたしはゆうなっちとしおりんと3人で商店街を歩いていた。
さいごのバトン、ゆうなっちにしっかりちゃんと渡したかったな~
って思いながら。
「あ、占いの館あるー」
って、しおりんは指さす。
「「あっ、ほんとだー」」
わたしもゆうなっちも同時に反応した。
「入ってみようかー?」
「「そうだねー」」
3人で、占いの館に入ってみた。
いろんな占いをやっている。
「どうしよー?」
「なに占ってもらう?」
「よしっ!ちょっと行ってこよう!」
わたしは、なんとなく、水晶占いのお姉さんのところに行った。
「いらっしゃい。なに占いましょうか?」
って、お姉さんに言われて
「結婚相手を...」
って、お願いした。
「はいっ!」
お姉さんは水晶に手をかざして集中している。
ゆうなっちもしおりんも見に来てる。
わたしのうしろで見守ってる。
ふたりとも、「誰なんだろう?あやなの結婚相手って」って思いながら笑って、占いのお姉さんのことを見つめてるのを感じた。
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