少年少女合唱団
わたしは家でも、女の子になった今も、前と特に何も変わってない。
前から女子の可愛い服を着ていたし。
だから部屋にある服も、前といっしょで可愛い女子の服ばかり。
前からずっとそうだったから、今も変わらず女子の可愛い服を着てる。
ただ、ひとつ。
わたしは市内の少年合唱団に入っていた。
合唱団で歌っている。
わたしひとり女子だ。
合唱団の練習で市民センターに水曜と土曜に行っても、わたしひとりだけ女子。
でも、ちょうど、今年から少年合唱団は少年少女合唱団になるらしく、女子も募集し始めた。
だから、すぐ女子も集まってきて、わたしも女子のほうで、普通に少年少女合唱団の一員として今まで通り、歌い続けている。
でも前からいるから、女子のほうのリーダー的な存在になってしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます