第11話 本人

「悠真さんには『転入生』という形で早速配信してほしいです!」


「はい?」


なんかすごいことになってきたぞ?


「え?転入生って…いきなり途中からV学園に入るってことですよね」


「はい!もうすでに公式SNSの方での告知は済ませています!」


なんと…仕事が早いというかなんというか


「わかりました、何週間後、とかのほうが、いい、ですかね」


なんか色々驚きすぎてへんに間が空いた


誰だコミュ障治るとか言ったやつ((*ノω・*)テヘ byルーナ)


☆☆☆


あの会議から1週間後、久しぶりに学校へ行ってみる。コミュ障が治ってるか確認するためだ。誰だコミュ障治(以下略)


結局あの後は細かいルール説明と機材を受け取った。VTuberって機材いるんだな、カメラでやってると思ってた。


そして教室に着くと…


「ねぇ!今日新しい「転入」生の初配信だって!」


「え!ほんと?V学園に初転入生かぁ…どんな感じなのかな」


「あそこに転入って絶対すごい人だって!」


「絶対見る!」


ゴフッ!


深い傷をおってしまった(なんでかは聞かないでほしい)


「いやぁ〜人気者ですねぇ〜」


そうやってにやにやしながら聞いてきたのは瑠奈だ。


「いや…怖すぎでしょ」


「V学園に初転入生ってことでネットでもいろんな推測が飛んでるよ!」


「いやそういうのやめてくれ!怖いから!」


「大丈夫だって〜秀真ならちゃんと出来るから!」


「できなかったときが怖いの!」


そしたら瑠奈の友だちが来て…


「ねぇ!瑠奈は転入生の人ってどう思う?」


おい、そんなこと本人の前で聞くな


瑠奈も答えるなら僕の聞こえないところで答えろよ?


「私はめっちゃ楽しみかな!あのV学園に転入でしょ?絶対すごい人じゃん!」


おい、だから本人の目の前で答えるなって(まぁ聞こえてないだろうけど)


「ね!秀真くん!」


「ん?あ、あぁ。そ、そうだね…」


何僕にも聞いてんだ。本人だぞ?


いやドヤるなドヤるな


瑠奈がこっちを見てドヤ!って顔を向けてきた。僕は仏のような顔を瑠奈に向ける


「はぁ…どうしようかなぁ…」


配信始まる前からすごい疲れた。



ーーーーーーーーーーーーーーー

今日も短編2本です!すみません!

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