第6話流儀
大勢で飲む酒は美味い。会社の忘年会やイベントなど楽しい。
だが、僕の行くような、小ぢんまりとした店は大勢でいってはいけない。多くても、せいぜい4人まで。
だから、蛸ん壺は4人以上になるグループを見たことがない。
また、新参者は常連客の事を慮り、外で立ち飲みだ。
僕は、店内がパンパンのときは立ち飲みする。
座るのは、お年寄りの常連客に譲る。
それが、流儀だ。
今度は、千茶を蛸ん壺に連れて行くが、29日の忘年会に出たい!と、言うのでエントリーした。
初めての店で飲食して、その1週間後には忘年会に出る。勇気のあるヤツだ。
ま、皆勤賞の名人ならば、千茶を気に入るだろう。
名人は、色んな分野に精通し、また、質問をしてくる。
蛸ん壺横断ウルトラクイズだ!
この前は、リーマン・ショックの話題になった。
その前は、青色発光ダイオードの話し。
バカでは話せない、利口は話さない酔っ払い会話。
会話が良いツマミになるのだ。
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